ジジババのたわごと

孫たちさらにその孫たち世代の将来が、明るく希望が持てる時代になってほしい。

在宅介護が根付くか

2007年12月28日 | Weblog
ここ50年くらいの間に、日本の家族構成はガラリ変わった。
親世代と子世代が同じ屋根の下で一緒に暮らすことが見られなくなった。
年取った親を子が看ることが激減している。

厚労省は、老人用施設を優遇してきた従来の方針に変えて、在宅介護を支援する政策に重点を移そうとしているようであるが、在宅介護がうまく機能するのであればそれが望ましい方向だ。
家族と触れ合いながら生活できることは、介護されるものにとって何といっても心が満たされるはずだ。家族だってできることなら、引き取って面倒を見てやりたいと、心情的には思っている。
だが、よほど強力な後押しがなければ、どこかにしわ寄せされ、うまく回わらなくなる。それこそ、老老介護で共倒れになってしまう。
息抜きさえ出来ず、見通しが立たない介護で疲れきっている家族が相当いるようだ。

介護する側・される側両方のトータルとして、在宅介護のほうが施設に入るよりも、満足が得られるのだということが認識されるようにならなくては、結局は施設に向かうことになると思う。
単に、介護財政が苦しいからという観点からでなく、在宅介護を支援する仕組みを充実させる政策を推し進めていくことが時代の要請のように思う。
それによって初めて、施設介護と在宅介護のバランスがとれるように感じる。


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