ジジババのたわごと

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2重党籍、自民党と維新の会

2010年08月19日 | Weblog
「大阪維新の会」には、自民党籍を持ちながら所属している大阪府議、大阪市議、堺市議らが計38人いる。
自民党籍を持ちながら維新の会に所属している 「2重党籍」議員を巡り、自民党大阪府連が揺れている。
維新の会に所属している議員に、自民をとるか知事をとるか「踏み絵」を迫るべきだとの強硬意見が出た。

維新の会は法律上は「その他の政治団体」であるため、政治家個人の後援会と同じで自民党など政党の党員であっても加入できるという曖昧なものになっている。
地域政党「大阪維新の会」の基本政策は、橋下徹大阪府知事が推進しようとしている「大阪都構想」や「大阪(伊丹)空港の廃港」などが柱になっている。
地域の問題に特化した政党であるとは言うものの、基本的な考え方や政治に対する姿勢に、既存政党が看過できないと判断しても不思議でない。
特に自民党にとっては移行組みが多いので、組織を脅かす競合の相手である。

「離党勧告」を迫るかどうかの問題は結局、玉虫色決着となった。
党紀委員会が決めていた「全員への離党勧告」の方針を自民党大阪府連は「了承した」。
しかし、実際に離党者が続出すると、「組織の存続にもかかわる」として、実際には勧告しないことも含め、党本部と協議することになった。
38人も地方議員が離党しては、国政選挙や府知事選や大阪市長選への影響が大きいからだ。

地域政党といえども住民の支持を受けており、大政党が無視できなくなっている。
裏返せば、住民の意向を既存政党がくみ上げてこなかったことを裏付けている。


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