小太りMTB

ちっともMTBに乗ってないMTBerのブログ

DMR TRAIL STAR(1)

2005年04月07日 | MTB[DMR トレールスター]
DMRsvRHはい!これが私の一番のお気に入りバイク、DMRのTRAIL STAR です。これはオートマにしていた時の仕様。今回は「サリーちゃん」ことSURLY1×1の記事の関係で、オートマに的を絞って書きますね。

そもそも何故オートマかというと、自転車屋さんの店長との、たわいもない話から始まりました。私が「プリティグッド」さんのオートマGTを見て、「こういう面白いバイクがあるよ。」というような話しをしたら、店長が「そのテのコントローラーならあるよ。ほら、あげるよ。」 何っ!? 埃だらけですが箱入りのシマノのオートDです。えっくれるの?貰えるモノは貰っておきましょう。ありがとうございます。貰ったからには使ってみたくなるのが人情ってものです。

この記事に出てくるシマノのオートマ関係の部品である「インター3」と「オートD」は、軽快車用の部品です。当然MTBへの流用、使用は自己責任です。壊れても怪我しても誰も責任は取ってくれません。万が一、この記事を見て「やってみよう。」と思った方は、自己責任で組んで下さいね。

オートマ化の狙いは、プリティーグッドさんのオートマGTのページにあるように、楽チンDHです。コーナー進入で減速し、立ち上がりでペダリングを始める時には自動的にシフトダウンされてる。つまり、進入時のシフトダウンのギア選択やミスから開放される。って訳です。それにシフターがなくなるので、ハンドル幅を詰めることが出来ます。さて、このモクロミはいかに?!

組むには、切ったり貼ったり削ったりと色々大変ではあったのですが、ここでは概要だけ紹介させて頂きます。

IDapte← 内装3段ギアハブ「インター3」と、このハブにディスクブレーキローターを取り付けるアダプター「プリティーグッド」さんの「I-Dapter」です。コレを組み付けるには、軽快車とMTBのエンド幅の違い吸収、チェーンラインとディスクローターの車幅方向の位置の両立等の問題はあるのですが、詳しくはサリーちゃんを組むときに説明します。(正直言うと忘れちゃった。)
ところで、I-Dapterを取説通り組み付けると、どうしてもハブの玉当たりが強くなっちゃう。私のやり方が悪いのかな?仕方がないのでダブルナットで固定してあります。

Bellcrank← これがインター3を変速する為のベルクランク。シマノ製で軽快車の内装ギア車には皆付いています。マニュアルはコレをシフターでワイヤーを引っ張って操作します。オートマの場合は、アクチュエターのモーターがワイヤーを引っ張ります。
トレールスターはトラックエンドではない為、DABOMBのテンショナーを使用し、インター3は軽快車用の厚歯なのでIZUMIのBMX用チェーンを流用してます。

Act← これがオートーD本体。ホイール角速度のピックアップと、シフト操作をするアクチュエーター、それからこれらのコントローラーが一体になっています。シマノのオートDのまんまだと大きすぎるので、自作のBOXの中に収めてます。BOXは、アルミのお弁当箱とアルミの平板から作りました。Vブレーキのマウントに固定してあります。

Battery← バッテリーBOXです。バッテリーといっても単三電池4本です。元はステンレス製のコショウ入れです。ボトルゲージを加工したモノを使って、フレームに固定しています。

以上が部品構成の概要。では、実際に走るとどうなのか?このバイクのFフォークを塗装して頂いた「ナゴヤサイクル」さんに送った当時のインプレがありますので、そのまま載せます。

DMRrvRH--<オートマDMR インプレ>--

お世話になります。
今日は晴れたので、朝7時からオートマ化DMRのシェイクダウンをしてきました。長くなりますが、報告させて頂きます。

まずは、友人にお披露目。

・「カッコイイじゃん。」
 バイク全体のまとまりとしてカッコイイ。シンプルなハンドル廻り、全体の色調のバランス。 特に塗装して頂いたマニトウブラックは好評でした。 それなりにこだわったので、嬉しい評価です。
・「何これ?エアシフター?じゃないよね?」
 見た目の得たいの知れなさが、受けてました。
・乗ってみて「何これぇ~!おもしろ~い!」

製作者としては、大変満足です。
では、いよいよ山に持ち込みます。

・「お・・・重い!!」
 インター3ハブ重過ぎです。あれやコレやで、改造前より2kg程重くなってます。3本の押し上げでヘロヘロになってしまいました。担ぐ気には、なれません。って、これは私の性能が低いのか(汗)。

・いよいよ下りです。
 順調に変速していきます。ジャンプ、ドロップオフでもチェーンは外れる気配はありません。「やったー!成功だぁ!」
「ん?ちょっとまてよ・・・。オレってペダル漕いでねーじゃん!」 これなら、ただのシングルギアー化で良かったんじゃない?軽いし。ちょっとブルー(古っ)です。

・登り返しです。
 「がっ!重っ!シフトダウンしない!」足を着いてしまいました。スピードが落ちればシフトダウンするのですが、トルクが掛かっているとシフトダウンできないようです。ここは、タイミングを図ってペダルのトルクを抜くテクニックが必要なようです。って、マニュアルと変わらないじゃん!というよりマニュアルより難しい。さらに落ち込みます。

・次は、低速のロックセクションです。
 今度は、トルクを抜いてシフトダウンして進入します。いつも通り順調にクリアーします。いつも通りって、メリットないってこと? 「そんなはずはない!」と言いきかせつつ次に進みます。

・3連ジャンプです。ここは、ちょっと大きく跳ぶところです。
 進入でギアの選択を考える必要がありません。楽チンです。「やったー!メリットみっけ。」 Fフォークを100から120mmに変更したので、いつもより大きく跳びます。「気持ちイイ~ッ!」心配していたチェーン外れもありません。ここは、良しとしましょう。

・尾根の上の直線だらだら坂+ちょっと登りです。
 ジャンプの勢いのまま、スピードを上げていきます。「うっ!シフトタイミングが早すぎる。」あっという間に、最重になってしまいました。最後の登りで力つきてノロノロになってしまいます。軽快車用なので、最高速で20km/h程度の設定なのでしょう。シフトタイミングが早過ぎますね。

・最後の私の大好きなスイッチバックです。
 ここでもギアの選択を考える必要がなく、走りに集中できます。でも、ペダル漕いでねーぞ~(汗)。Fフォークを120mmストロークにしてヘッドが寝たせいで、感覚より挙動が遅れ気味です。まあ、これは慣れの問題でしょう。

・こんどは、ジャンプトレールに持ちこみます。
 最初の踏み切りに進入します。グン!「重っ!」踏み切り直前でシフトアップ!失速です。やっぱり、シフトタイミングが早すぎます。後はヘロヘロで、使い物になりません。半べそ状態です。

総括です。

「これはイイぞー」という点
・友達に「すげ~」と言ってもらえる。
・ギアの選択を考える必要がなく、走りに集中できる。

「ダメじゃん!」という点
・インターハブ重過ぎ。
・シフトタイミング早過ぎ。

今後の対応は。

・インターハブ重過ぎ。
 気のせいと思いこむ。 「オノレの性能を上げンかー!」と言われそうですけど、 へっぽこ中年なので許して(汗)。

・シフトタイミング早過ぎ。
1) ブリジストンのコントローラーがシマノと互換ありで、タイミングを調整できるようですけど、これ以上投資するつもりはないので、ボツ。
2) ギア比を変える。現在、F34T/R16Tで、シングルギアとしてはベストなのですが、2速以降が重すぎるので、リアを18Tか20Tに変更します。早速、帰りに自転車屋さんに注文してきました。定価1枚170円。さすがママチャリ用。安っ!

以上、長々と書きましたが、いかがでしたでしょうか?まあ、トラブルもなく、作る過程がおもしろかったので、これで良しとしています。(そのうち、シングルギア化しちゃうかも?)

それでは、失礼します。

--<END>--

見事に当初の狙いを外しています。
もう少し「オートD」と「インター3」の組み合わせにおける、メリット、デメリットを整理してみます。

[メリット]
①ギアの選択を考える必要なし。
②ブレーキ、ハンドル幅等、ハンドル廻りのレイアウトの自由度が増す。(マニュアルに対して。SSとは同じ。)

[デメリット]
①変速タイミングが早すぎる。
②トルクが掛かっていると、変速できない。
③突然変速するとびっくりする。特に、ダッシュ時、ロックセクション、ジャンプ踏み切り時に突然シフトダウンすると、ペダルがすっぽ抜けて怖いです。っていうか危険。

ブリジストン製のコントローラーとの組み合わせや、インター8と今年出てきたインター8用コントローラーの組み合わせでは、また評価が変わってくると思います。








16 オートマチック・マニアックス(1)

2005年04月07日 | MTB[SURLY 1×1]
はい!ここで長い間引っ張ってきた、秘密アイテムのご紹介です。
「サリーちゃん」ことSURLY1×1は、オートマにします。シマノのオートDと内装3速ギアハブを使います。

オートマバイクを組んでる方っていらっしゃるんですよ。こちらの方(記事のタイトルはこちらのパクリ)とか、こちらの方(オートマじゃないけどインター8ね)とかね。
少ないけど製品でも高級な(高価な?)ドイツ製(っだったけ?)の多段内装ハブ(メーカー忘れた)から、お手軽ルイガノのロードまで出回ってきましたよね。

何故オートマかって言うと、深い意味はありません。実は前にDMRでオートマを組んだことがあって、その資産活用です。また、オートマDMRは失敗って言うよりメリットが見出せなくてシングルギアにしちゃったってコトもあって、少しは使えるオートマを組みたいっていう再チャレンジの意味もあります。

また失敗しないよう少しは考えたんで、期待しないで組み上がりを楽しみにしていて下さい。
オートマDMRは、別の記事で紹介します。