NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

SOMEDAY MY PRINCE WILL COME

2009年03月31日 22時12分57秒 | ブログ
Photo_21961年のマイルスです。私のマイルスのコレクションの中では相当の古株(たぶん4~5枚目)。H・モブリーとJ・コルトレーンが入るちょっとイレギュラーなメンバー構成。一曲目がダントツに良くて、コレだけ聴いて針を上げてしまうことも良くあります。W・ケリーの切れ味の良いソロが堪能できます。最近、JC○カードのテレビCMで青○テル○がこの曲を歌っていますね。




NIGHT IN MANHATTAN

2009年03月30日 23時53分55秒 | ブログ
Photo昔、M・ベイリーの名唱「Lover Come Back To Me」とカップリングで発売されていましたが、今はL・ワイリーの単独アルバム。見た目と声がかなり一致しない歌手で、声だけ聴くと場末の酒場がぴったりくる感じ。この不思議な声が彼女の魅力でしょう。サラやエラのようにバリバリのアドリブではなく、ややフェイクで聴かせるタイプですね。A-1の「MANHATTAN」が、バックのR・ブラフとともに秀逸。




SWINGING SOUNDS , VOL.4

2009年03月29日 23時21分56秒 | ブログ
ShellymanneS・マンのリーダー・アルバムって意外と知られていないような気がしますが、如何でしょう?このアルバムは1956年に録音された彼の屈指の傑作。メンバーも選りすぐりで、ピアノのR・フリーマン、トランペットのS・ウィリアムソン、そしてL・ヴィネガーのベース、そしてアルトのC・マリアーノが素晴らしい。パウエルの名演で知られる「ウン・ポコ・ロコ」は胸躍る快演です。全編まさにタイトル通りの「SWINGING SOUNDS」!。




CAVATINA

2009年03月28日 21時10分42秒 | ブログ
Cavatinaたまにはこういうのも聴いてみましょう。村治佳織。美貌の女流ギタリストということで人気先行と思われがちですが、実力派です。タイトル曲はロシアン・ルーレットで知られる映画「ディア・ハンター」のテーマ曲で、とても魅力的な演奏。このアルバムは選曲がなかなかセンス良く、それぞれがとてもオリジナルな演奏です。




THE STONE ROSES

2009年03月27日 17時01分43秒 | ブログ
Stoneroses私の場合、まずベースが耳に入ってくる習性があるので、このグループも「ベースがとにかく上手い」というのが第一印象でした。実はドラムスもギターも相当上手い。最初に聴いたのは「Second Coming」で、「すごいね」と息子に言ったら、「ファーストアルバム聴かなきゃ」と言われ、貸してもらいました。ビートルズからレディオヘッドまで、とにかくいろいろな音楽が聴こえてきます。たった二枚のアルバムで解散してしまったそうです。これ、相当良いですよ。




CONQUISTADOR!

2009年03月26日 21時56分44秒 | ブログ
Ceciltaylor滅多に聴かないといえば、このアルバムも久しぶりです。正直言って今回、買ってから二回目!なかなか愛聴盤とはいかないのですが、だからといって悪いわけではないですよ。改めて聴いてC・テイラーのピアノって凄いと思いました。音の響き、タッチ、広がり‥どれをとっても一級品です。録音も良いです(RVG)。これが66年の演奏ですからいかに先進的だったかということですね。また当分聴かないような気がしますが‥。




ビリー・ホリディの魂

2009年03月25日 23時47分35秒 | ブログ
Billieジャケットがひどいね。A面に46年のニューポートでのライヴを配した日本編集盤。ヴァーヴ時代は麻薬のせいで声の衰えがひどく、悲しくなるので滅多に聴きません。B・ホリディはデッカまで。ブランズウィックやヴォカリオンといったマイナーレーベル時代は上り調子で若々しく、ジャズ史上最高の歌手と称されたビリーが聴けます(昨年5月4日記)。ピークはコモドア。デッカの頃からなだらかな下りに入り、ヴァーヴで急激な下降線。でも晩年の「IN SATIN」「LAST RECORDING」は愛聴盤です。それにしてもこのジャケットはないでしょ。




STRANGE FRUITS

2009年03月24日 22時45分12秒 | ブログ
Photo油井大先生と巨泉氏の訳したB・ホリディの自伝「黒い肌(邦題:奇妙な果実)」を読んだのは1971年、浪人生の時です。この頃からジャズに興味を持ったわけです。レコードなど買えず、FMから録音した「STRANGE FRUITS」ばかり聴いていました。アルバムを通して聴くと、この曲だけが浮いている感じがしましたね。「YESTERDAYS」「FINE AND MELLOW」「I GOTTA RIGHT TO SING THE BLUES」といった曲の方に魅かれました。ビリーは死ぬまで「STRANGE FRUITS」の大ヒットにひきずられていったような気がします。




BASS ON TOP

2009年03月23日 22時57分18秒 | ブログ
PaulchambersP・チェンバースのアルコ・ソロはあまり好みではないのですが、このアルバムは別。弓はこのような自由なソロが良いですね。RVGサウンドで心地よく響きます(BLP1569)。ホーンがいないのも成功のポイントかな。とても品の良いサウンドに仕上がっています。K・バレルの存在が大きいですね。A-2の「YOU’D BE SO NICE~」やB-1の「DEAR OLD STOCKHOLM」がベスト・トラック。




MILES DAVIS AND MILT JACKSON

2009年03月22日 23時02分09秒 | ブログ
Miles廉価盤というのが最初に世に出たのはこのビクターのプレスティッジシリーズだったと記憶しています。これは私が最初に買った廉価盤ですね。あまり良くかけたのでひどい盤質になってしまい、今はCDで聴いています。55年のマイルスですからコロンビア移籍直前の録音。典型的なハードバップですがM・ジャクソンは常に絶好調。こういうプレイヤーも珍しい。私にとってはR・ブライアントと初めて出会ったアルバムとして忘れられません。