NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

CROOKED LETTER,CROOKED LETTER

2011年12月31日 17時22分41秒 | ブログ
D70_012内藤陳さんが亡くなりました。まだ75歳だったそうです。彼が例の名セリフでテレビに出ていた頃、私はまだ「ハードボイルド」の意味も良くわかっていませんでしたね。その後、冒険小説協会の友人の結婚式で、主賓としてご出席されていた時にチラッとご挨拶した記憶があります。ご冥福をお祈りいたします。今年もあと数時間ですが、締めくくりはT・フランクリン。詩情豊かな文章に魅せられる傑作です。それでは皆さん良いお年を!




CAVALLERIA RUSTICANA

2011年12月30日 23時27分01秒 | ブログ
D70_013最初サントゥッツァが出てきたときは、てっきりルチア役だと思ってしまいました。それにしてもこのサントゥッツァとローラは無理があるような‥。昨夜のBSプレミアムは2011年1月のスカラ座。タイトルロールのL・ディンティーノは上出来で、トゥリッドゥのS・リチートラも美声。演出には若干納得いかないものの、音楽的には十分楽しいものでした。夜遅かったので、次の「道化師」はパス。




SEAS

2011年12月29日 21時01分10秒 | ブログ
D70自作の共鳴管システムがどうもノイジーで、あれこれ接点をチェックしたり配線を変えてみたりした結果、ユニットを変更するという結論に至りました。そうなってみるとそれはそれで楽しいのが自作スピーカーの良いところ。現在はノルウェイの「SEAS」ですが、あれにしようかこれにしようかと思案中です。今のところイタリアの「SICA」の同軸コアキシャルが第一候補。楽しみです。




CRITICS' CHOICE

2011年12月28日 23時49分21秒 | ブログ
D70_01057年のP・アダムズのリーダー作が、初めてCD化されました。LP時代にも聴いたことがなかった作品です。ダウンビートのバリトンサックス部門の新人トップに選ばれたということで、このタイトルがついたそうです。録音は西海岸で、J・ロウルズ、D・ワトキンス、M・ルイスという強力なリズム・セクションが、タイトなバッキングを聴かせます。アダムスのビターな音色とマッチしてハード・ドライヴィングな演奏が楽しめます。




DUKE JORDAN

2011年12月27日 23時57分15秒 | ブログ
D70_0051956年に、かのD・シュリッテンがJ・コロンビーと創設したシグナル・レーベルは、アルバムを三枚出してわずか1年で倒産しました。そんなわけでD・ジョーダンのこの素晴らしいアルバムは長い間“幻”だったわけです。A面はトリオ、B面はクインテットによる演奏で、ジョーダンのプレイは本当に美しく、彼の代表作と言って良いでしょう。P・ヒースの堅実なベース、そしてこういうサポートに回ると絶妙なA・ブレイキーのドラムスも聴きモノです。傑作!




MODERN JAZZ QUARTET

2011年12月26日 22時06分42秒 | ブログ
D70_0011951~52年に「MILT JACKSON QUARTET」としてMJQ以前にサヴォイに録音されたアルバム。セッションは三つあって、MJQのメンバー(ドラムスはK・クラーク)によるものは52年録音の4曲だけですが、ミルトとルイスは共通です。一曲目のお馴染み「SOFTLY~」は、まだ例の室内楽のようなイントロではありません。ただ全体のサウンドは既にMJQですし演奏のクオリティも高いです。




ANN, MAN!

2011年12月25日 19時42分57秒 | ブログ
AnnA・リチャーズは残された録音が少なく、46歳の時に亡くなってしまいました。そんなわけで今ではあまり知る人もいないのですが確かな実力の持ち主で、このアルバムはその魅力を伝える貴重なもの。アトコというアトランティック系列のマイナー・レーベルのため、なかなか見つけられなかったのですが、最近発見しました。彼女の歌の魅力に加えてJ・シェルドンやB・ケッセルといった実力派のバッキングも見事です。




BEETHOVEN SYMPHONY NO.9

2011年12月24日 23時12分46秒 | ブログ
Choralイッセルシュテットの第九は1965年にベートーヴェンの全集として録音されたものですが、オーケストラがウィーン・フィルということで、格別の音色。決して派手ではありませんがしっとりとした素晴らしい第九です。実はこのレコードは私が始めて全曲通して聴いた第九です。クラシック好きな鎌倉のおじが買ってくれたLPで、録音年度からすれば多分中学2~3年の頃?その時のジャケットはこの写真のものでした。今はCDで聴いています。




CHARLIE PARKER ON SAVOY VOL.1

2011年12月23日 15時00分09秒 | ブログ
D70_001昨夜のBSプレミアムで詳しく紹介していたのはこのサヴォイ第一集のA面8曲目「BILLIE’S BOUNCE」からB面の全部を占める1945年11月26日の「CHARLIE PARKER’S REBOPPERS」による演奏。全部で4曲(テイクは13)。テレビで言うようにマイルスは既に新しいスタイルを発見していたのか、それともまだまだ全然自信がなかったマイルスなのか?意見は分かれるかもしれませんが、やはり中山康樹氏の言う通り、これはパーカーを聴くためのレコードですね。




PERIOD OF BLUE

2011年12月22日 23時02分46秒 | インポート
D70_002BSプレミアムでマイルスの「青の時代」というドキュメンタリーをやっていました。ほとんどレコードジャケットとトランペットの映像でしたが、当時の動画が少ないのですから仕方がないですね。初期の録音にスポットが当てられていて、特にC・パーカーとの初共演のあたりが重点的に採り上げられていました。それにしてもI・ギトラー、J・コブのインタビューは貴重でしたね。