NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

【BEST TRACK】 Two Lyric Pieces - Pierrot / Colombine

2016年01月31日 21時40分45秒 | ブログ
Two Lyric Pieces - Pierrot / Colombine
若いころ、J・ルイスのピアノの魅力ってわかっていなかったですね。このアルバムも最初はすぐ飽きてしまってしばらく針を下すことはありませんでした。ちゃんと聴いていなかったな。中でも気に入っているトラックはギターのJ・ホールが加わったこのトラック。しっとりと聴かせる素敵な演奏。

【BEST TRACK】 BLUES FIVE SPOT

2016年01月30日 09時13分54秒 | ブログ
Thelonious Monk - Blues Five Spot
1958年のファイヴ・スポットでのモンク・カルテットによる演奏。タイムスリップして聴いてみたいライヴのひとつです。ベスト・トラックを選ぶのは難しく、アルバムタイトル曲や、冒頭の「Nutty」、「Just a Gigolo」(泣けてくるなぁ。「少し静かに聴けよ」とか言いたくなっちゃうかも‥)などどれも素晴らしい。J・グリフィンが目立っているこのトラックにしました。モンクの膨大な録音の中でも大好きな一枚。

【BEST TRACK】 My Favorite Things

2016年01月24日 13時50分02秒 | ブログ
John Coltrane - My Favorite Things (Stockholm, November 23, 1961)
1961年、ストックホルムでの演奏。もう40年近く前、「FUNKY」のマスターだった野口氏の写真を使ったジャケットでBYGから「Coltranology」して出たのが最初だったと思います。1961年といえば、ドルフィーを擁したグループでヴィレッジ・ヴァンガードに出演した年。彼らはヴィレッジ・ヴァンガードの後に渡欧。フランス、オランダ、デンマーク、フィンランドなどを経て11月23日に、スウェーデンのストックホルムで演奏した。それがこの録音。素晴らしいのはE・ドルフィーのフルートで、彼のフルート演奏の中でも屈指の美しさ!CD化で音もクリアになりました。

SEONG-JIN CHO

2016年01月16日 22時22分15秒 | ブログ
昨年のショパン・コンクールで優勝したチョ ソンジンの2次予選の様子が放送されました。全4曲のショパン・プログラム。彼のピアノをこれだけじっくり聴いたのは初めてでしたが、凄いです。ポロネースをリンクしておきます。これはかなりのもの!音の粒立ち、アーティキュレーション‥文句なしに素晴らしい。既に大物の風格が漂います。将来楽しみなピアニストの登場です。

【BEST TRACK】 STARDUST

2016年01月16日 20時49分58秒 | ブログ
Dave Brubeck Quartet at Oberlin College - Stardust
D・ブルーベックは膨大な数のアルバムを残していますが、そのほとんどはP・デスモンドと一緒に録音しているのではないでしょうか?このオバーリンでのライヴは1953年に録音されたもの。デスモンドとの共演では相当初期で、二人の最初の録音はこの1年半ほど前でした。ドラムスのJ・モレロが加わるのは、さらに3年後。「Take Five」はさらにそこから3年先のことです。デスモンドの音も以後の録音とは少し趣が違いますね。

【BEST TRACK】 CARAVAN

2016年01月10日 09時16分03秒 | ブログ
DUKE ELLINGTON, Caravan
この曲、初めて聴いたのはベンチャーズのヴァージョン。誰もがドラムスが主役というイメージを持っているかと思います。映画「セッション」もそういう意味でこの曲を選んだんだろうな。M・テイラー、凄い!さてエリントンがピアノでキャラヴァンを弾いているのは「Money Jungle」という62年録音のアルバム。ここではドラムスがM・ローチという超大物で、ベースはC・ミンガスですが、主役はエリントン。作曲者エリントンのイメージが伝わってくる演奏ですね。

KREUTZER SONATA

2016年01月10日 00時11分52秒 | ブログ
ジャケットの右下に「SHINSEKAI」という謎の欧文が入っていますが、これは冷戦時代のソ連のメロディア・レーベルを日本に輸入していた新世界レコードのことです。販売していたのはビクター。このレコードは10インチ盤で見つけた時は即買いしましたが、盤の状態は半信半疑でした。しかし処分した人は大切にしていたのでしょう。とても綺麗な盤で、音質も素晴らしくビックリポン!でした。さて、オイストラフとオボーリンのクロイツェルは1953年の録音と1962年の録音があり、1962年のものは「不朽の名盤」と言われています。この盤は1953年盤。そしてこちらも負けず劣らずの名演です。いままでクロイツェルは様々な演奏を耳にしていますが‥。名人芸というのはこういうものですね。

【N Collection】 ROCK A LITTLE

2016年01月09日 13時59分35秒 | ブログ
S・ニックスは独特のハスキーな声を持った稀有のシンガーでした。ゴールデン街の狭い店のカウンターの奥から聞こえてくるような声(イメージですが‥)は、「男心を誑かす」とでも言いましょうか‥。「Rock a Little」はソロ・アルバムで1985年に発売されたもの。ニックスの全盛期最後を飾る作品ですね。このアルバムB面の一曲目「Talk To Me」をリンクしておきます。ソロはどうしてもコマーシャルっぽい感じがして、私はどちらかというとフリートウッド・マックでのニックスの方が好きですね。彼女のヴォーカルの魅力がダイレクトに感じられます。この映像、ミック・フリートウッドとリンジー・バッキンガムのツーショットシーンはこたえられませんね。