NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

SUITES FOR CELLO UNACCOMPANIED

2012年06月24日 21時04分22秒 | ブログ
P1060745今や、F・ブリュッヘンは18世紀オーケストラの指揮者として名高いのですが、1960年代から70年代にかけてはリコーダーの奏者として有名でした。このレコードは1973年に、リコーダー奏者として来日した時に録音されたものです。レーベルはセラフィン。録音はなんと藤沢市民会館です。演奏しているのはブリュッヘン自身が編曲した、バッハの無伴奏チェロ組曲の1番から3番まで。4番~6番があるのかどうか知りません。この時ブリュッヘンはまだ38歳。リコーダーという楽器も、ここまで行くんですねぇ。




ALL FOR YOU

2012年06月18日 23時42分47秒 | ブログ
DianaN・K・コールの名演をトリビュートしたD・クラールの96年の録音。SJ誌ゴールド・ディスクです。曲は1940年代にコールがキャピトルに録音したものが中心のようです。この人はピアノを弾きながら歌うのですが、声がとても良いですね。ピアノも上手い。発売当時は食わず嫌い(多分、金髪美人歌手というあたりが売りなんだろう、という先入観)でしたが、まじめに聴いてみるとなかなか良いです。ストレートに歌うバラードも、アップテンポの曲も、完全に自分のものになっていました。カクテル・ジャズではありませんが、グラスを傾けながら聴くのにピッタリかもしれません。




K385

2012年06月17日 22時34分20秒 | ブログ
Hafner今日のNHK-Eは、小沢+水戸のモーツァルト「ハフナー」&ハイドン「チェロ協奏曲第一番」でした。小沢氏活動休止直前の演奏。楽章の合い間には椅子に座るシーンも見られました。出来栄えはハイドンの方がだんぜん素晴らしく、宮田大の若々しいチェロ独奏もさることながら、水戸室内管弦楽団のアンサンブルは見事!この番組は以前と違い、〇響以外の演奏を数多く聴くことができるようになり、見逃せなくなりました。先週だったかその前だったかにはルプーが聴けたし、来週はなんとディースカウのマーラーだそうです。




SATCH PLAYS FATS

2012年06月16日 23時53分22秒 | ブログ
Satch私が中学生の頃にエアチェクしたテープに、このアルバムの二曲(「BLACK AND BLUE」と「AIN’T MISBEHAVIN’」)が入っていました。私はこの二曲がとても好きでしたが、収録されているアルバムを知ったのはずいぶん後のなってからのことです。録音は1955年で、B・ビガードやT・ヤングがいた頃のオールスターズですから演奏は素晴らしい。タイトル通りF・ウォーラーへのトリビュート・アルバムで、全曲F・ウォーラーの作品。何よりの曲とルイのキャラクターがピッタリ!で、人間味あふれる楽しい楽しいアルバムです。




【BEST TRACK】 I'LL CLOSE MY EYES

2012年06月14日 22時25分03秒 | ブログ
BlueB・ミッチェルのトランペットは、何より音色の美しさが魅力。プレイのスタイルも、とてもエレガントです。このアルバムは彼のワンホーンです。ピアノにW・ケリーが加わっていて、またこれが素晴らしいですね。どのトラックも良い演奏で、バラードの「WHEN I FALL IN LOVE」とどちらにしようか迷いました。このトラックはA面一曲目。ケリーの快適なピアノで始まります。ベースのS・ジョーンズも変わらず快適なサポート。お気に入りの一曲です。

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YouTube: Blue Mitchell - I'll Close My Eyes [from 1960 album Blue's Moods]




THREE FOR ALL

2012年06月11日 23時03分11秒 | ブログ
Threeforall1981年に録音された、P・ウッズ、T・フラナガン、R・ミッチェルのドラムスのいないトリオによる傑作。私の感覚としてはかなり新しいアルバムですが既に30年前の演奏。ウッズ以外は既に鬼籍に入り、ウッズもいまや80歳を越えてしまいました。本作は誰がリーダーというものではなく、それぞれが互角に勝負。全員、録音当時は50歳過ぎですが、一流プレイヤーが揃うとこういうことになるんですね。実に油の乗り切ったプレイを展開しています。インタープレイと呼ぶにふさわしい素晴らしさ!




THE BIGINNING

2012年06月09日 23時44分47秒 | ブログ
Biginning40年にもなるつきあいの友人が今日我が家を訪ねてくれて一日楽しく過ごしたのですが、「家にあったアナログLPを捨てるに捨てられないので、もらってくれ」と、重いのに持ってきてくれました。ほとんどが昔のアイドルのレコードでしたが、アナログというだけですべてOKですから喜んでいただきました。しかしその20枚近い中にこれを発見!しかもほとんど新品同然でスクラッチノイズはまったくなし。本ブログ初のJPOPは、とても良く聴いた懐かしい竹内まりやのデビュー・アルバム。完成度の高い傑作でした。




CAPUCHIN SWING

2012年06月07日 23時49分47秒 | ブログ
JmJ・マクリーンの1960年は、ブルーノートと契約し、やる気満々の時期。例のM・ウォルドロンとの共演「LEFT ALONE」の翌年です。まだ彼はフリー以前で、このアルバムではバリバリのハードバップを演奏しています。B・ミッチェル(なんとエレガントな音色!)との二管にW・ビショップJr、P・チェンバース、A・テイラーというメンバーですから、もうイメージ通りのサウンド。アルバムタイトルの「CAPUCHIN」というのはカプチン修道会のことだそうですが、意味不明。日本語のライナーなら書いてあるかも知れません。




THE COOKER

2012年06月06日 22時29分09秒 | ブログ
The_cookerL・モーガン、19歳の録音。この年(1957年)、彼の録音はかなりの数にのぼりますね。まだデビューして2年目といっても初レコーディングから1年経っていません。本作は「CANDY」の前。メンバーにP・アダムスのバリトンが入っているのが特徴で、これが効いてるなぁ。それにしてもモーガンは上手い!どちらかというとA面のほうが出来は良いと思います。P・J・ジョーンズの見事なドラムスは、P・チェンバースとのコンビ。全盛期の二人のバックが支えています。A2「HEAVY DIPPER」は複雑なリズムがとれませんでした。