J・フォガティはCCRのリード・ヴォーカルでした。CCRの活躍したのは60年代末から70年代初頭、丁度私が高校生の3年間にピタリとはまります。このアルバムは、CCR解散後、J・フォガティが1985年に発表したものです。内容はCCRそのままで、まさに「一人CCR」。こういうミュージシャンも貴重ですね。大ヒットした「The Old Man Down The Road」をお聴きください。
Woody Herman - FOUR BROTHERS
この時期のW・ハーマン楽団のベスト・トラックを選ぶことは困難です。とりあえず最も有名なこの曲を代表で紹介。L・H&Rのヴォーカリーズでも有名ですが、リンクしておきましたので、この機会にヴォーカリーズの面白さを聴いてみてください。ちなみにマンハッタン・トランスファーもやってますね。どちらも楽しいですが、ゲッツのパートで差がつくかな。こういう「本歌取り」みたいな楽しみ方って、昔のジャズにはよくありました。ベイシーの「Jumping At Woodside」とか、やはり一世を風靡した演奏だからこそ、なのですね。さて、ハーマンのセカンド・ハードの話でした。この時期はR・バーンズという素晴らしいアレンジャーを得たうえにS・ゲッツ、Z・シムズ、S・チャロフといった分厚いサックスセクションがフロントを占めていた、いわばハーマン楽団の絶頂期。必聴!と言える録音が目白押しでした。もう一曲「The Good Earth」をリンクしておきましょう。
Milt Jackson Quintet - Opus de Funk
「OPUS」というのは「作品」の意で、よくクラシックの紹介に「Op」と書かれているのは作品番号を表しています。最近ではヤマタツの「OPUS」とかありましたね。「OPUS DE FUNK」は言うまでもなくH・シルヴァーの作曲したブルースで、BNの彼のトリオ・アルバムに収められています。シルヴァーは題名通りファンクな演奏。M・ジャクソンは流石にブルース・フィーリング溢れる素晴らしい演奏。13分余りの長尺ですが、まったく飽きませんね。
Tommy Flanagan - Overseas - 04 - Beats Up
70年代に入って、T・フラナガンのピアノ・トリオはパブロ・レーベルあたりから次々と出ていましたが、50年代~60年代を通じて彼のトリオ作品は極めて少なかったです。初リーダーアルバムでしかもストックホルムで録音された貴重盤ということで、本作の入った「OVERSEAS」というアルバムは、一時、プレミア付きの価格で取引されたとか‥。私はT・フラナガンが大好きですしこのアルバムにも好感を持っていますが、ここでの聴きものはやはりエルヴィン・ジョーンズです。全編を通してピアニストよりも目立っていますが、エルヴィンのプレイがアルバムの価値を高めているのは間違いありません。このトラックでのブラッシュワークは圧巻です。
マーラーの交響曲で最初に接したのは「巨人」という人は多いでしょうね。私も若い頃からこの曲が大好きですが、バーンスタインのニューヨーク・フィル盤をアナログで入手。今回じっくりと聴いてみて、やはりバーンスタインのアプローチは好きになれないなぁ。これはもう完全に好みの問題で、この曲をどうとらえるかという違い。バーンスタインの演奏はそれは見事なもので、決して否定しているわけではありません。ちなみに、同じニューヨーク・フィルを指揮したワルター盤を続けて聴いてみました。
このレコードは名盤とされるコロンビア響よりも前のもので、同じオーケストラだけに方向性の違いは明らか。やはりこちらの方が私は好きですね。
一時大きな話題となった天才少女M・マッキー率いるLONE JUSTICEのデビュー盤。このバンド、その割には売れなかった。聴いてみるとやはり音が単調な感じ。マリアのヴォーカルは目立ちます。A面4曲目の「Don't Toss Us Away」は素晴らしい!非凡な才能を感じますね。この人、デビュー路線こっちじゃないのかしら。ロックンロールはヴォーカルだけでは厳しかった、という感じかな?
朝はゆっくりと8時過ぎに起きて2階に上がっていったら家人が、アガワさんのゲストが建築家のKUMAさんで、ジャズのアフリカのピアニストの話をしていたと言う。「ナントカキリマンジャロとかいう曲だった」というので、引っぱり出してきました。D・ブランドの「アフリカン・ピアノ」。「これこれ!」ということで朝から結構へヴィーなピアノを全曲通して聴きましたよ。こういうのは若いうちじゃないと聴けませんね。
買ってしまいました。クレンペラーの「大地の歌」。今日は第6楽章だけを聴きましたが、鬼気迫る名演でありました。言葉もありません。残念ですが、YouTUBEでの音源は見つからず、です。