このアルバムも、発表されてからもう30年も経つんですね。TEARS FOR FEARSは、一旦解散して再結成し現在も活躍しています、というよくあるパターン。最近の活動についてはあまり耳にしていませんが、サマソニとかにも来ているようです。本作は彼らの2枚目のアルバムで、彼らが最も輝いていた時代。A面三曲目、全米と全英で1位となった「Everybody Wants To Rule The World」は本当に良い曲で、こんな曲を残せればバンドをやっていて本望だろうなぁ。
リヴァーサイドのC・バードで有名なのは「Blues Sonata」です。「Byrd In The Wind」はほとんど知られていないような気がします。「Blues Sonata」のほうが、ややジャズっぽいうえにボサノヴァの香りも強いので印象深いかもしれません。「風の中のバード」のほうは、奥さんがヴォーカルで数曲参加しています。バードのソフトなガットギターによる爽やかなサウンドは耳に心地よく、やはりこの人の音は「ワン・アンド・オンリー」だな、と思いました。
MEN AT WORKの二枚目。一枚目と同様、ポップな曲が並びます。シモキタさんの話していた「OVERKILL」はチャートを賑わしました。こういう曲調はこのグループの特徴が最も良く出ます。大ブームとなりましたが、一枚目と二枚目が大きく異なるサウンドではないので長く続かなかったのでしょう。音楽の世界は厳しいですね。しかしこの二枚のアルバムは、オーストラリアのロックを一躍世界に広めた立役者だったと言えるでしょう。
80年代の洋楽全盛期に、オーストラリアから突然現れたバンド。これはそのデビューアルバムです。ここから2曲のナンバーワン・ヒットを放ち、グラミー賞も受賞したほどの大人気でしたが、その後ほとんどヒットもなく解散。しかし、このアルバムは良いです。「Who Can It Be Now?」「Down Under」以外にも、佳曲が多い。結構、現代のPOPにも影響を与えているようなサウンドを、随所に聴くことが出来ます。