チョン・キョンファの名前、最近聞きませんね。このアルバムは１９８０年前後に録音されたベートーベン、チャイコフスキー、メンデルスゾーンの３つのヴァイオリン協奏曲を収めた２枚組。何といってもチャイコフスキーが圧倒的名演です。シャルル・デュトワ～モントリオール響も見事。
風邪で、２日間寝込んでしまいました。さて、採り上げるのも恥ずかしい超名盤。今回改めて聴いて、ピート・ラロカというドラマーの力量に驚きました。ＮＩＧＨＴ ＩＮ ＴＵＮＩＳＩＡのエンディングではブラウニーのソロが聴こえてきました。何回も聴いているアルバムでも、新しい発見があるので油断なりません。
表題曲は、Ｓｇｔ．～より先にこっちで聴きました。３曲目のＷｈｅｎ ｔｈｅ Ｍａｎ～はその昔ユースホステルでヘルパーをしていた時、消灯のテーマ音楽で使いました（古い！）。ストリングスが入っていて硬派のウエスファンからは批判が多いようですが、ジャズ入門期によく聴いた懐かしいアルバムです。
ピーターソンの傑作と言われるアルバムのほとんどはレイ・ブラウンと一緒ですが、このアルバムもその一枚。安定したピアノ・トリオの演奏が楽しめます。ラストの「自由への讃歌」は神保町「響」の閉店のテーマだったとピーターソン・ファンのマスターからお聞きしましたが、閉店までいたことはないので知りませんでした。ジャケット写真も秀逸。
昨夜地デジで一昨年の公演が放映されていました。ハイドンセットから２曲、Ｋ４９９、プロシャ王から１曲。ロッケンハウスでデビューした時は全員１０代。末弟のクレメンス（チェロ）は１５歳！かなり長いキャリアですが、まだ全員５０歳以下です。今度来日したら是非ホールで聴きたいと思いました。
私たちの世代は「ポリーニ」と言いますが、ＮＨＫなどでは最近は「ポルリーニ」と呼んでいます。ポリーニだった頃（？）は新しい録音が出るたびに、レコ芸で高い評価を受けていました。中でもこの３０番と３１番のＬＰは今でも愛聴盤。プレーヤーにかけると相当プチプチ言いますが‥。
フランス東部のジュラという地域で作られるスパークリングワイン。ワイン館のご主人のおすすめです。紙のラベルではなく、ボトル本体に印刷されていて、なかなかきれいです。辛口ですが、スッキリとしたフルーティな味。
だいぶ以前のことですが、ＮＨＫで「伝説のロック」（名前不正確です）みたいな番組でカウントダウンでロックの歴史をふりかえるようなことをやっていました。その第１位が「Ｌｉｋｅ ａ Ｒｏｌｌｉｎｇｓｔｏｎｅ」。いや、別に異議はないのですが、Ｈｅｙ Ｊｕｄｅとかベストテンに入ってたりしたので？？どういうチョイスなんだろう？と思った次第でした。
西海岸でサージ・チャロフと共演したりライトハウスで演奏していた彼がＮＹに出てきて最初のリーダー・アルバムが「ダイアルＳ‥」で、このアルバムは二枚目。このあと「トリオ（ＢＮ）」があって「クール・ストラッティン」と続きます。このアルバムは三管編成。最大の聴きものはコルトレーンでしょう。録音は「ブルー・トレイン」の２週間前。
きちんと調べてはいませんが、彼のアルバムはワンホーンが多いような気がします。バラードプレイでの音色が非常に個性的で、このアルバムでもその魅力が堪能できます。Ｓ・クラークの普段とは異なり少し音量控え目な印象も、なかなか美しいです。