NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

MONUMENT

2010年04月30日 23時26分10秒 | ブログ
Monumentキャン○ィーズの解散は78年ですがザ・ピーナッツの解散がいつだか覚えている人は少ないでしょうね。75年です。このレコードはその解散ライヴを録音した二枚組。それはそれは素晴らしいライヴです。高橋達也と東京ユニオン、ピアノに前田憲男、指揮、アレンジ宮川泰という当時望みうる最高のバックに乗って歌いまくるザ・ピーナッツ。「恋のバカンス」や「ウナセラディ東京」といったヒットナンバーだけでなく「ブロードウェイの子守唄」などのジャズナンバーも凄い!




THE LAST CHILD

2010年04月29日 01時35分32秒 | ブログ
Last_child読ませますね。そして泣かせます。J・ハートの新作は早川書房の創立65周年、ハヤカワ文庫40周年記念ということでポケミスと文庫の両方で同時発売されました。もちろんポケミスで購入。意外性もさることながら登場人物の切ない、そしてピュアな心に打たれます。前作「川は静かに~」同様に友情(少年同士、そして刑事の同僚‥)や兄妹、親子の愛情、そしてリーヴァイという登場人物も魅力的。「どうしてそこでそんなことに気がつくんだ」というような野暮な突っ込みは不要。例によって最後の一行で涙、です。




BRUCKNER SYMPHONY No.7

2010年04月28日 00時01分05秒 | ブログ
Brucknerワールドカップでクロアチアの選手たちに○○ッチという名前が多かったことを覚えていますか?指揮者L・V・マタチッチもまた旧ユーゴの出身です。ちなみにポゴレリチもユーゴ出身。アルゲリッチは違いますが彼女と結婚したコヴァセビッチの父親はクロアチア人‥。さてN響の名誉指揮者マタチッチのベストと言われるのがこれですね。ブルックナーは長いので取り組むのにちょっと決心がいるのですが、7番は第一楽章、第二楽章だけを聴くこともよくあります。




MILES DAVIS AND HORNS

2010年04月26日 21時58分40秒 | ブログ
Miles録音順にレコードが紹介されているような「名盤カタログ」を見ていると。マイルスの場合は大抵最初に「BIRTH OF THE COOL」で二番目は「DIG」です。本作のB面の4曲はこの2枚の間に録音されたものでロリンズが入っていることで興味深いですね。A面の4曲はその2年後でこちらはアル&ズートが入っている不思議なメンバー。出来はこちらの方が良いです。ジャケットも相当不思議で意味不明です。




YUTAKA ENATSU

2010年04月25日 19時56分43秒 | ブログ
Enatsu金田や稲尾の全盛期は自分が小さくあまり鮮烈な記憶がないのですが、江夏は違います。私の知る限り最高の投手。オールスター九者連続三振は浪人生だったし、江夏の二十一球の時は社会人で仙台にいました。本書は江夏自身の語りをもとにまとめたもので正確には「自伝」ではなく「聞き書き」ですが、江夏自身のプライベートなことも含めていろいろと興味深く読めました。




TSUTSUJI

2010年04月24日 21時06分30秒 | ブログ
Photo今日は友人が二人で来鎌です。「天ぷらを食いたい」ということで「葉○ら」にご案内。天ぷら定食3,000円を食べ、満足満足。帰りに葉山の町役場のつつじを見に立ち寄りましたがこれが大当たりで、いろいろな色のツツジがまさに真っ盛りでした。




STOMP IT OFF

2010年04月23日 21時26分20秒 | ブログ
JimmieエリントンやF・ヘンダーソン、ベイシーなどと肩を並べていたJ・ランスフォードのデッカに残された絶頂期の記録。この時代、J・ランスフォード楽団ほど優れたサックス・アンサンブルを聴かせたバンドはなかったですね。それはもう見事としか言いようがない。個人的にはこのS・オリヴァー時代が一番好きですが、粟○政昭氏の指摘するように、エリントン、ベイシーのように歴史に残れなかった訳は、スター・ソロイストの不在ですね。




STAN GETZ QUARTETS

2010年04月22日 22時04分45秒 | ブログ
Getz1949年から50年にかけて録音されたゲッツのカルテット。ゲッツを語るには避けて通れない名盤ですね。ハーマンのセカンド・ハードから独立した直後で当時まだ22歳です。若々しく瑞々しい音とフレーズを堪能できる傑作。「THERE’S A SMALL HOTEL」「TOO MARVELOUS FOR WORDS」「INDIAN SUMMER」‥。すべてが名演と言える稀有なアルバム。




BOOKER LITTLE AND FRIEND

2010年04月21日 23時10分00秒 | ブログ
BookerlittleB・リトルのラスト・レコーディングです。例のファイヴ・スポットの直後でこのわずか一ヵ月後にリトルはこの世を去ってしまいました。23歳。この若さですからリトルのリーダー作はこの時期に集中しています。タイム盤やキャンディド盤がまず挙げられますが、本アルバムは一曲を除いてすべてリトルのオリジナル、そしてリズム隊の好演(D・フリードマンが良い)と併せて忘れられないアルバムです。「LOOKING AHEAD」が快演。




SHADES OF BLUE

2010年04月20日 21時47分31秒 | ブログ
Shadesブルーノートの名曲をトップミュージシャンが自由なアレンジで録音した全14曲。一曲ずつメンバーが違うので一種のコンピみたいになっていますが、馴染みの曲がこう演奏されるのはとても面白く、聴きごたえのあるトラックばかりです。大西順子の加わった「ALLIGATOR BOOGIE」、J・テラソンの「UN POCO LOCO」は特に素晴らしい。コルトレーンの参加しているトラックは聴いてのお楽しみ。