NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

太陽神

2009年03月21日 22時37分02秒 | ブログ
Ewf三年ほど前に、高校生バンドのコンテストを聴きに都内のホールに出かけたのですが、コピーでもオリジナルでも良いというコンテストで、あるバンドが「FANTASY」を演奏していました。演奏自体はともかく聴いていたある高校生が「すげぇカッコイイ曲ですね」と私に話しかけてきて、話を聞いてみると彼はオリジナルだと思って聴いていたのだそうです。高校生には70年代も遠い昔ですが、「カッコイイ!」という彼の印象はなんだか嬉しかったです。EW&Fといえば、まずコレですかね。



HAFFNER

2009年03月20日 23時59分30秒 | ブログ
Haffnerカザルスの指揮はとても骨太です。このモーツァルトのシンフォニーも実にモーツァルトらしくない演奏で力強く、オーソドックスな「ハフナー」のイメージをかなり裏切ってくれます。とはいうものの演奏自体はライヴ録音らしく、とても気合が入っていて見事。「らしいなぁ」と高い評価を得てしまうところはカザルスの人柄か。B面の「LINZ」も立派な演奏です。




THE CHASE and THE STEEPLECHASE

2009年03月18日 20時52分19秒 | ブログ
Chaseナントカバトルというのは、一世を風靡したジャズのスタイルですね。私の父親世代に大流行しました。JATPとかもそうですね。このアルバムはD・ゴードンとW・グレイのテナー・バトルです。両者とも素晴らしいプレイヤーで、聴衆は熱狂していますが、演奏はやや粗いかなぁ。ほとんどオマケのように入っているB面のT・スコット・カルテットの演奏は素晴らしく、むしろこちらがおすすめです。



SPIRITUAL UNITY

2009年03月17日 19時43分12秒 | ブログ
Photo耳を澄ませて聴かないと聴き取れないようなこの細かい波動のようなサウンドを何に例えたら良いのでしょうね。アイラーの音楽は表現が難しいです。このアルバムはベースのG・ピーコックとドラムスSマレイのトリオで演奏されていますが、三人が皆入魂のプレイを展開しています。久しぶりに聴いて何か懐かしかったのは不思議。そんな風に感じるとは思わなかったから。




ROKOKO JAZZ

2009年03月16日 18時38分42秒 | ブログ
Rokokojazz「プレイバッハ」というのが流行りましたね。このアルバムはMPSレーベルで、音質が素晴らしい!レコードもいわゆる重量盤。ジャケットから取り出してみてその厚みにびっくりしました。O・キケロの演奏は切れ味抜群で、一世を風靡したのがよくわかります。硬派のジャズではありませんが、穏やかな日曜日の午後に取り出して聴くには良いですね。



WEEKEND IN L.A.

2009年03月15日 00時16分44秒 | ブログ
Georgebenson「Breezin’」の大ヒットは何時でしたか‥。コマーシャルなイメージがあって当初はあまり興味が無かったのですが、このアルバムを聴いて、G・ベンソンの良さを初めて知ったように思います。というかそれまであまり聴いてなかったということですね。「We All Remember Wes」では見事なオクターヴ奏法を聴かせます。LP二枚組を通して聴いても全く飽きませんでした。「The Greatest Love Of All」はW・ヒューストンがオリジナルだと思っていました。



THELONIOUS IN ACTION

2009年03月14日 01時09分30秒 | ブログ
Monk_in_actionあまり話題に出ませんが、なかなかの傑作。ファイヴ・スポットでのライヴです。テナーはJ・グリフィンですが、これがまた実に良い。コルトレーンとのカルテットも凄かったんだろうな、と思わせる演奏(58年ですからほぼ同時期の録音)ですね。それにしても、アメリカのジャズクラブの拍手というのは、クラブごとに同じ雰囲気を持っているように感じませんか?聴いていて「あぁ、ファイヴスポットだなぁ」と思ってしまいました。



“BIRD” SYMBOLS

2009年03月13日 00時15分05秒 | ブログ
Birdsymbols二日続けてダイアル・セッション。未亡人ドリス・パーカーの設立したチャーリー・パーカー・レコードから発売されたもので、日本ではテイチクから出ていました。ジャケット右下の「CHARLIE PARKER」というレーベルのマークが見えるかしら?ボックスセットの6年前に世に出たダイアルの傑作集(全12曲)です。「ラバーマン」の前と後のセッションから選曲されていて、通して聴くとカマリロ以降のパーカー(47年)が特に凄い。カルテットによる「BIRD’S NEST」「COOL BLUES」、そして「EMBRACEABLE YOU」も入っています。



CHARLIE PARKER ON DIAL

2009年03月12日 00時23分28秒 | ブログ
Dial_2日付が変わってしまったので、急遽ネタを変更。今日はこれ。懐かしいジャケットですね。発売された当時は6枚組ボックスセットでとても手が出ず、後から発売されたバラ売りをコツコツと買いました。今から考えると凄いレコードで、同じ曲のテイクを三つも四つも続けて聴こうというファンが居たわけですね。そういえばサヴォイ盤もそうでした。さすがに最近はベスト盤ばかりで滅多にこれはかけませんが、今夜は久しぶりに聴いてみましょう。今日はパーカー忌。



TOWN HALL CONCERT

2009年03月10日 15時09分08秒 | ブログ
Louisarmstrong1901年の生まれですから、この録音の時は46歳。彼のライヴ録音では屈指の傑作です。トランペットも輝かしく、ヴォーカルも素晴らしい。彼のヴォーカルを注意深く聴くと、そこにB・ホリディを発見するのはそれほど難しくありません。このアルバムは完全盤があって、CD二枚組や三枚組などさまざまなジャケットで出ています。このジャケットは、今は無いようですね。