NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

HORACE SILVER TRIO

2009年10月31日 10時36分45秒 | ブログ
Haracesilvertrioまったく同じデザインで色違いジャケットの「ジャズ・メッセンジャーズ」がありますが、これはメッセンジャーズ結成前にBN1520として残された初期のトリオ演奏集。全16曲中彼のオリジナルが9曲あり、「OPUS DE FUNK」「QUICKSILVER」「SAFARI」などが含まれています。シルヴァーのピアノが好きな人には(もちろん私もその一人ですが‥)とても魅力的なアルバムで、久しぶりに聴いてみてブレイキーとの相性の良さを改めて感じました。




AD-LIB

2009年10月30日 20時13分01秒 | ブログ
Dsc_0291_edited1関内の「ビタースイート」が閉店して、そこに新しくできたジャズ喫茶についてシモキタ氏がコメントしてくれましたが、それはたぶんココ。今もあります。先々週の週末に関内を歩いていて偶然入ったら、何か「入ったことあるなぁ」という店のレイアウト。スピーカーはランサー101でした。ピアノとドラムセットがあってライヴをやる感じでした。「もしかしたら‥」と思ったのですが、やっぱりそうなんだ!いや~びっくり!




THE ARRIVL OF VICTOR FELDMAN

2009年10月29日 22時14分49秒 | ブログ
Dsc_0326_edited1初めて聴いたのは、シモキタ氏と一緒に確か横浜のジャズ喫茶だったように記憶しています。V・フェルドマンはイギリス人のヴァイブ&ピアノ奏者。アメリカに移住して58年に録音したアルバムですが、ベースがS・ラファロということで購入。既にこの時点でラファロの個性は確立されていて、R・デュナンの見事な録音で残されているのは貴重ですね。V・フェルドマンの演奏はやや軽い印象ですが、全体としては良くスウィングしています。ジャケットもユーモアたっぷり。




GIVE HIM THE OOH LA LA

2009年10月28日 22時03分18秒 | ブログ
Dsc_0327_edited1ピアノ弾き語りで一部に熱心なファンがいるB・ディアリー。50年代の後半に残した魅力的な一枚です。ちょっとM・デニスの女性版といった感じかな。この頃の作品はヴァーヴに残されていて、リズム・セクションが充実しています。本作もH・エリス、R・ブラウン、J・ジョーンズと、こういったスタイルのヴォーカルにはこれ以上ない人選。秋の夜に一杯やりながら聴くにはぴったりのアルバムですね。ちなみにわが家の犬の仲良しに「ウララ」ちゃんというレトリバーがいます。




CHET BAKER SINGS

2009年10月27日 22時25分45秒 | ブログ
Dsc_0329_edited1西海岸が続いてしまいました。パシフィック・ジャズに残されたC・ベイカーのアルバムですね。タイトルからもわかるように、これは明らかにヴォーカルの作品。これが一番人気というところが彼の微妙なところで、トランペットがオマケになってしまっています。全曲スタンダードで、ウタモノが好きな人、そしてチェットの声が好きな人にはおススメです。個人的には彼のトランペットがもっと聴ける作品を選んでしまいますが‥。




THE SWING 'S TO TV

2009年10月26日 21時55分40秒 | ブログ
TheswingstotvB・シャンクとB・クーパーの共演。ストリングスの入ったセッションが4曲。残り6曲がクインテットです。クインテットは名盤「B・シャンク・カルテット」+B・クーパーという魅力的なメンバー。曲がテレビ番組のテーマソング、ストリングス入りといったあたりで、コマーシャルなアルバムであることは間違いないのですが、クインテットの方はウェストコースト・ジャズそのもの。C・ウィリアムソンのピアノが、とても良いですね。




BRUNO TAUT

2009年10月25日 10時57分41秒 | ブログ
Atami_2金曜日から熱海に出かけて来ました。今回初めて「旧日向別邸」というB・タウトが設計した家屋を見学しましたが、これは知らなかった。素晴らしい建物です。日本家屋のようで日本家屋ではない、不思議な空間でした。駅から徒歩圏内。要予約で、ボランティアのガイドさんが説明してくれます。このガイドさんがとても魅力的。おススメです。内部は撮影禁止。入り口だけ掲載します。




DEATH AND THE MAIDEN

2009年10月22日 23時58分21秒 | ブログ
Photo「死と乙女」は弦楽四重奏曲としては、かなりシンフォニックな曲ですね。7~8年ほど前に芸術館の小ホールでベルリン・フィルの若手たちが演奏した「死と乙女」はとても印象に残っています。1984年に録音されたアルバン・ベルクのCDはその時のイメージに近く、とても現代的な演奏です。


Bushさて「死と乙女」といえば、ブッシュ弦楽四重奏団の録音をはずすことができません。この演奏は「バイロイトの第九」に匹敵するほどの名演。随分前に出た「アドルフ・ブッシュの芸術」というボックス(20枚組全46曲))に収録されています。




CENTRAL PARK NORTH

2009年10月21日 22時21分06秒 | ブログ
Thadjonsmellewisヴィレッジ・ヴァンガードでのライブも素晴らしいですが、69年録音のこのアルバムも見事です。メンバーが凄い。S・ヤング、J・ネッパー、J・リチャードソン、J・ファレル、B・ガルブレイス、R・ハナ、R・デイヴィス‥そしてT・ジョーンズとM・ルイス。全曲アレンジはT・ジョーンズということで、モダンでスゥインギーな演奏が満載です。「THE GROOVE MERCHANT」は懐かしい「ジャズ・フラッシュ(NHK)」のテーマソング。




ON THE ROAD

2009年10月20日 23時31分24秒 | ブログ
Basie「デジタル・レコーディング」のレコードが次々と発売されていた頃の、ベイシーじいさん(当時75歳)のビッグバンドのモントゥルーでのライヴ。優れた音質で迫力満点の演奏を聴くことができます。F・グリーン、E・ディクソン、B・マイルズなども健在でした。ヴォーカルのD・ロウランドはこれが初レコーディング。J・ラッシング、J・ウィリアムスといった人たちのスタイルを良く継承していたように思いますが、今どうしているのでしょう。