NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

JYO-RU-RI WO YOMO

2013年08月29日 20時19分00秒 | ブログ
Photo電子書籍にいまひとつ踏み切れなかった私ですが、最近「kindle」の端末を入手してハマってしまいました。何より軽い!分厚い本を鞄に入れて通勤していると相当肩に負担がかかります。朝なんか弁当箱も入っています。暑いのでペットボトルが必ず一本入っています。そんな時、たとえばこの本。分厚いのと高価なので購入を躊躇っていましたが、kindleなら安いし軽い。そんなわけで毎日少しずつ読んでいます。思った通り抜群に面白い!いま「仮名手本忠臣蔵」「義経千本桜」「菅原伝授手習鑑」まで来ました。今日から「本朝廿四孝」に突入です。




CHIGUSA

2013年08月25日 21時28分15秒 | ブログ
Chigusa横浜、野毛の「ちぐさ」に行ってきました。場所は変わったけど店内が前とほとんど同じ雰囲気なのでびっくり!お客はほとんど往年のジャズファン、といった感じの人たち。ディスクユニオンの帰りでユニオンの袋を持っていたら、「中身はジャズ?かけましょうか?」なんて声をかけてくれました。ナベサダ、マイルス、ジョー・パス、カーティス・フラー、ジャズメッセンジャーズ‥といった「あの時代」の選曲で、2時間ほど楽しみました。




BROADCAST PERFORMANCES

2013年08月25日 18時47分52秒 | ブログ
P1080421ジャケットを大きくして見ると、不思議な建物の中にもの凄い数の鳥がひしめいています。豹がいたり牛やワニなどもいて、天井には洗濯物?「なんじゃこりゃ!」。C・パーカーですから「鳥」はわかりますが‥。このレコードは48~49年のロイヤル・ルーストからのラジオ放送をエアチェックしたもの。昔のサヴォイ盤(全7枚組)の6集と7集にも同様のエアチェックが収められています。ジャケットのクレジットを信用すれば、ほぼ2日とか3日違いというようなもので同音源ではないよう‥。パーカーに関してはこのようなレコードが山のようにあり、ジャケットもテキトーなので売り場にディスコグラフィーでも持っていかないと大変です。しかし、吹き込みストの時期に絶好調のプレイを残しているパーカーですから、ファンは見逃せませんね。




TO-HAKU

2013年08月24日 22時14分16秒 | ブログ
Tohakuだいぶ前のことですが、長谷川等伯の「松林図屏風」を見る機会を得ました。圧倒的な存在感を持った屏風。昨年の直木賞受賞作「等伯」では、この「松林図屏風」の背景に、等伯の命がけの勝負の物語を持ってきました。生まれた時期が戦国末期ということで、信長から秀吉へといった権力闘争に巻き込まれたり、天才絵師狩野永徳との軋轢、千利休の死、といった良く知られた出来事と、妻の死、息子の死といった等伯の悲劇が縦横に組み立てられ、大変面白く読める本です。もう一度「松林図屏風」見に行こうと思いました。




TEA FOR TWO

2013年08月10日 15時05分27秒 | ブログ

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YouTube: ANITA O'DAY - TEA FOR TWO [Live Tokyo 1963]

A・オディが63年に来日した時の映像です。この時43歳。アニタ得意の「Tea for Two」をニューポートとほぼ同じフォーマットで歌っています。貫禄のパフォーマンスで、後半の日本人ミュージシャンとのチェイスが楽しいですね。彼らが入ってくると、アニタはキチンとお辞儀をしています。ドラムスが若き日の猪俣猛で、おそらく当時の彼のレギュラーバンド「ウエストライナーズ」。小節を短く刻んでいって、最後にはキーを変えてメンバーを手玉に取る様子は、さすがに大姉御アニタの真骨頂。ビッグバンドで歌っている映像も残されています。




THE BATTLE OF BIRDLAND

2013年08月09日 23時24分41秒 | ブログ
Stitt私が子どものころ、「エディ“ロックジョー”デイヴィス」として有名だったE・デイヴィス。“ロックジョー”を入れないと誰だかわからないです。本作は1954年のバードランドでのライヴ。ライヴ録音の粗さはややあるものの「バトル」というだけあって、スティットがディヴィスに刺激されていつも以上にハードに吹いています。しかも吹いているのはテナー。聴きわけも結構楽しいです。ベースがいなくてオルガンとドラムスというカルテットで、いつもとちょっと違ったサウンドですが、スティットはバック関係ないですね。。意外と知られていないルースト盤です。




【BEST TRACK】 SWOOTIE PATOOTIE

2013年08月05日 23時47分09秒 | ブログ

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YouTube: TONY SCOTT - Swootie Patootie

T・スコットが1953年に録音したカルテットによる演奏は、CD化されているのでしょうか?私が持っているのは昔ビクターが発売した「THE CHASE & THE STEEPLECHASE」というW・グレイとD・ゴードンのバトルのB面にひっそりと「ADDITIONAL SELECTIONS」と付け加えられているものなのですが、このT・スコットが素晴らしい。クラリネットというと古めかしいイメージですが、ここでのスコットの演奏は実にモダン。ピアノのD・カッツの演奏も貴重です。そんなわけで、このレコード、ほとんどB面しか聴きません。




THE RETURN OF HAWARD McGHEE

2013年08月04日 12時09分04秒 | ブログ
P1080371昨年末に発売された「ベツレヘム・オリジナル・アルバム・コレクション」の中では極めて地味な存在ですが、買って損のないアルバムです。「あのH・マギーが、これ以上ないリズム・セクションを得て録音した傑作」とでも申しましょうか。D・ジョーダン、P・ヒース、P・J・ジョーンズの出来が素晴らしく、まだマイルス・クインテットに参加する前のフィリー・ジョーが抜群。共演のS・シハブもリーダーと見事に渡り合っています。どのトラックも聴きごたえありますが、「LULLABY OF THE LEAVES」が良いですね。




RING

2013年08月03日 19時23分34秒 | ブログ
P1080368今や大人気の作者ですが、本作は三年ほど前に書かれたノンフィクション。この人、ノンフィクションなかなかのものではないでしょうか。「RING」とはボクシングのリングのことで、描かれているのはかのファイティング原田を中心に、同時代のボクサーたちです。例のフライ級三羽烏やその前の矢尾板、ピストン堀口といった話も面白いのですが、バンタム級に転向してからの原田とジョフレの闘いが素晴らしい。ジョフレは生涯二度しか負けたことがなく、その二度はいずれも原田だったというのは凄い話ですね。




AFTER HOURS

2013年08月02日 23時20分28秒 | ブログ
JoniMGMというレーベルでは、B・ホリディのラスト・レコーディングが思い浮かびますね。もともと映画会社ですが、こういう見逃せない作品があります。J・ジェームスですが声がいいですね。彼女自身はあまりジャズ・ヴォーカリストという感じではないのですが、ここではサイドメンにも恵まれ、優れたジャズ・アルバムに仕上がっています。特にP・ジョリーのピアノが目立っています。S・マンがドラムスで参加していて、花を添えています。1961年の録音。魅力的なスタンダードが並んでいて、女性ジャズ・ヴォーカル・ファンには見逃せないアルバム。