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YouTube: Gerry Mulligan Prelude In E Minor
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YouTube: Wynton Kelly - Softly, As In A Mornings Sunrise
A NIGHT IN TUNISIA」という曲は往時のジャズファンをときめかせます。数えきれないほどの名演がありますが、やはりガレスピーとパーカーの演奏が真っ先に思い浮かびますね。そして彼らの同曲もまたたくさんのテイクがあります。これは1945年の6月に、ニューヨークのタウンホールで録音されたもので、アップタウンというレーベルから発売されたブートです。ピアノはA・ヘイグ、C・ラッセルにM・ローチというメンバー。この年、パーカーはドリスと付き合い始めた年。絶好調のパーカーが聴けます。信じられないようなパーカーのフレーズに圧倒されますね。たとえ音が悪くてもバードの録音は貴重です。今日はパーカー58回忌。
中・高の頃、夢中で読んでいた推理小説は大体「戦前の名作」というやつで、クイーン、カー、クリスティは言うに及ばずクロフツ、ヴァン・ダイン、チェスタートン、アイリッシュ‥といったあたり。チャンドラー、ロス・マクとかは大学生になってからでした。さてそんな戦前の古典の中で名作の誉れ高いメイスンの「矢の家」をポケミス120番で発見!未読だったので100円で購入。定価は150円(昭和32年)でした。しかし素晴らしいなぁ!まさに「娯楽としての殺人」そのもので、こんな古い本(なんと書かれたのは1924(大正3)年)ですが、面白いことこの上ありません。江戸川乱歩の解説も貴重。極上のひと時を過ごすことができました。