NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

【BEST TRACK】 ALL THE THINGS YOU ARE

2012年04月30日 21時53分51秒 | ブログ
P1060698誰もが認めるH・ホーズの最高傑作。私はこのアルバムの中では「ALL THE THINGS YOU ARE」が大好きです。彼はブルースの恍惚境を生みだす天才でしたが、このような「歌モノ」の扱いにもまた抜群の才を発揮する人でした。この曲も、リズムなしの何気ない弾き始めから、絶妙のブレイク~イン・テンポという展開が素晴らしい。ベースのR・ミッチェルとの相性も良く、何度聴いても飽きない名演を展開しています。

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YouTube: Hampton Hawes Trio 1955 ~ All The Things You Are




CKM500

2012年04月28日 22時44分13秒 | ブログ
Ckm500ゴールデン・ウィーク前は、久しぶりに超多忙でした。仕事が6つ同時に進行したのは、何年ぶりだろうという感じで、ブログはもちろん、音楽を聴く余裕もなかったです。それでも新宿で待ち合わせ前にヨドバシに入って、最新のイヤホンをチェック。購入したのはオーディオ・テクニカのCKM500。5,000円を切ってこの音は凄いね!抜群のコストパフォーマンス。おススメです。これまでのゼンハイザーは息子が持っていきました。




REQUIEM

2012年04月24日 00時04分26秒 | ブログ
D70フォーレという人はフランスの作曲家です。作風(?)から結構古い人のようなイメージがありますが、実は19世紀に生まれ20世紀に亡くなりました。とりわけ歌曲に傑作を残しましたが、彼の作品の中で最も知られているのがこの「レクイエム」でしょう。教会のオルガニストという経歴もあってか、教会音楽の響きを生かした名曲。このミシェル・コルボ~ベルン響の録音はソプラノにボーイ・ソプラノを配し、第3曲「サンクトゥス」、第7曲「イン・パラディズム」‥心にしみる清澄な響きは比類がありません。




RUBY BRAFF SPECIAL

2012年04月22日 20時53分59秒 | ブログ
D70_052ヴァンガードというレーベルはいわゆる「中間派」の録音を数多く残しています。この録音もそういうスタイルで、R・ブラフという人も結構年だと思うでしょ?でも彼は1927年生まれ。マイルスとほぼ同年代です。この録音のときはまだ20代の後半。意外ですね。かなりオジさんっぽいトランペッターです。一緒にやっているV・ディッケンソン(20歳も年上!)とは、息もぴったりです。V・バイダーベックのようなソフトな音色、W・ペイジ、J・ジョーンズのバックは文句なし、曲は耳慣れたスタンダード曲満載、というわけで、とても楽しい快作。




【BEST TRACK】 MELODY FOR C

2012年04月21日 21時46分18秒 | ブログ
ClarkS・クラークのクインテットの作品の中では「COOL STRUTTIN’」が有名ですが、A・ファーマーとJ・マクリーンのプレイに注目が集まっているような気がしますが、61年に録音されたこのアルバムは、クインテットのバランスが良いように感じますね。フロントのT・タレンタインもC・ラウズも好演。S・クラークも、薬漬けでしたが、円熟の30歳です。ちなみに「DEEP IN A DREAM」はI・ケベックとのカルテット。クラークのバラード・プレイを楽しめます。私のベスト・トラックは「MELODY FOR C」かな。

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YouTube: SONNY CLARK, Melody For C




IN A MINOR GROOVE

2012年04月19日 22時41分00秒 | ブログ
Minor_grooveハープはクラシックの楽器。ドレープのある衣装を身にまとった女性が弾くものです。ジャズでうまくいくとは思えない雰囲気と音色を持っていますね。しかしD・アシュビー(女性です)のプレイは、見事。このアルバムはF・ウエスを加えたピアノレスのカルテット。もっともピアノを縦にするとハープか?タイトル通り、全編マイナーの曲を演奏しています。ドロシーのハープはとてもスウィングしているし、F・ウエスのフルートも断然素晴らしい。ドラムスのR・ヘインズも趣味の良いサポートです。ユーチューブにあったので、一曲貼りつけておきましょう。

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YouTube: Dorothy Ashby - You'd Be So Nice to Come Home To




MOKUBA

2012年04月15日 19時06分52秒 | ブログ
Mokuba「木馬」は新宿歌舞伎町、林ビルという雑居ビルの地下にあった店。ジャズ喫茶としてはかなり老舗でした。夕方になると、とんでもない雰囲気を抜けて行くのでやや抵抗がありましたね。比較的広い店だったので構えて聴く感じがあまりなく、本でも読みながらずっといるには良かったかも知れません。そんなわけでそれほど何度も通った店ではありません。「PONY」「びざーる」に次ぐ第三の選択、だったような気がするな。




MINGUS AT MONTEREY

2012年04月14日 19時56分35秒 | ブログ
D70_050ミンガスが自費で製作し通販で売っていた二枚組アルバムで、写真を拡大してみると右下に「JWS1~2」と書かれています。もっとも私の所有しているのは右上にあるように見本盤を中古で入手したもの。録音は64年で「GREAT CONCERT」や「TOWN HALL」と同時期ですが、やはりドルフィーやJ・コールズといったメンバーと比較するとやや落ちますね。それでもエリントン・メドレーにおけるミンガスは素晴らしいし、最後の「MEDITATION ON INTEGRATION」は聴き応え十分。表裏にまたがる演奏がブチッと切れるのは難点。




ORANGE PEEL

2012年04月13日 22時59分17秒 | ブログ
P1060386今年もお隣の夏みかんをごっそりと頂きました。マーマレードがたくさんできました。昨年から取り組んだ(もちろん私ではありませんが)のが「オレンジピール」です。あまりなじみがなかったのですが、買うと結構高いものらしい。この写真の状態に、グラニュー糖をたっぷりつけて食べます。夏みかんの皮の苦味が妙に心地よい不思議なお菓子(?)です。




WE FREE KING

2012年04月12日 23時26分38秒 | ブログ
Kirk風貌からも、数本の管楽器をくわえて同時に鳴らすという点からも、「変わったヤツ」と思われて仕方がないのですが、音楽はかなりオーソドックスなジャズをやっているのがR・カーク。このアルバムでも実に多彩な楽器を鳴らして楽しませてくれます。フルート?尺八?というような音に叫び声が混じる異様な雰囲気で一曲目が始まりますから、かなりビックリ!でも聴き進んでいくと、結構立派な(失礼)ジャズです。それにしても違う楽器を同時に吹いてのハーモニーって、かなりの“芸”ですね