DAVE DIGS DISNEY 2009年02月28日 17時48分34秒 | ブログ このグループの魅力はデスモンドのアルトとモレロのドラムスですね。この二人を聴くためにD・ブルーベックのアルバムは結構集めました。ライヴも多いですが、スタジオ録音ではこれが素晴らしい。アルバムのコンセプトとデスモンドの音色がはまっていることに加え、この時期(57年)のD・ブルーベック・カルテットは充実していました。変拍子で一世を風靡するちょっと前のことです。
MONEY JUNGLE 2009年02月27日 15時56分59秒 | ブログ エリントン、ミンガス、ローチという凄い顔合わせですが、エリントンがやはり目立ちますね。ミンガスがとてもおとなしいのが面白いです。今回改めてライナーを読んでいてエリントンのピアノタッチが「水面をかき回すような‥」と表現されていたことを発見しました。なるほどね。このタッチは大西○子のピアノにも聴かれます。ちなみに私のレコードはUAですが、今このアルバムはブルーノートから出ているらしいです(写真を拡大して見てください)。
CAFE BOHEMIA VOL.1 2009年02月25日 12時11分07秒 | ブログ 55年のライヴ録音。初期の(H・シルヴァーがいますが、アレンジはK・ド―ハムらしい。このあたりが微妙な時期)ジャズ・メッセンジャーズの録音のなかでは最右翼。K・ド―ハムもH・モーブリーもフレッシュで素晴らしいプレイを展開します。A・ブレイキー自身の屈指の演奏でもあると思いますね。もう少し経つと粗さが目立ってくるような気がしますが、ここではダイナミックで繊細、フィルインも絶妙‥。第二集も併せて必聴の1500番台!
COSI FAN TUTTE 2009年02月24日 14時26分11秒 | ブログ 2002年のベルリン国立歌劇場のライヴをNHK-Eで見ました。モーツァルトのK588。指揮はバレンボイム。とにかく写真をクリックして見てください。前にも書きましたが、こういう演出はあまり好みません。「♪死に値する~」とか、こういうチャラい格好で歌われるとやはり変でしょ?ところが見ているうちにどんどん惹きこまれてしまうのは音楽が抜群だからですね。やはりオペラの基本は音楽の力です。歌手もオケも素晴らしい。結局最後まで、結構楽しく見てしまいました。
BROWN~ROACH AT BASIN STREET 2009年02月23日 22時25分06秒 | ブログ テナーがH・ランドからS・ロリンズに変わったブラウン~ローチ・クインテットの傑作。録音は56年で、このあと半年もしないうちにブラウンはこの世を去ってしまうのですが、このクインテットがこの時点で完成していることをこのアルバムは証明しています。凄いレヴェルの高い演奏です。ブラウンとロリンズとの共演はこの後、プレスティッジの「ロリンズ・プラス・フォー」で終わってしまいました。
EXPLORATIONS 2009年02月22日 16時16分19秒 | ブログ このアルバムを初めて聴いたときのことは忘れません。場所は上野の「イトウ」というジャズ喫茶。「人間の自我が(それもかなりの問題を抱えていたであろう自我が)、才能という濾過装置を通過することによって、類まれな美しい宝石となってぽろぽろと地面にこぼれおちていく様を、僕らはありありと目撃することができる。」(村上○樹:「Portrait in Jazz」より)さすがに上手いこと言いますよね。これ以上の説明は不要。
SIMON BOLIVAR YOUTH ORCHESTRA OF VENEZUELA 2009年02月21日 22時06分17秒 | ブログ 昨年暮れの東京芸術劇場。G・ドゥダメルとの初来日公演をNHK-Eで見ました。音はまだですが年齢から考えれば驚きです。何よりも熱く、エネルギッシュな演奏に胸を打たれます。ラヴェルやチャイコフスキーにも十分惹きこまれましたが、アンコールのバーンスタイン、セナステラの2曲はラテンの血を感じさせる選曲で、当夜のプログラムで最も印象に残りました。演奏が終わってもヨーロッパのオケのようにピシっと立っていないユルい感じも、女性団員のユルい衣装もお国柄なんでしょうね。
MAL-1 2009年02月20日 23時16分10秒 | ブログ 「LEFT ALONE」や「ALL ALONE」「FIVESPOT」あたりが、誰もが最初に接するM・ウォルドロンでしょうか。これはそれらに先立つマルのリーダー・アルバム。全体にハード・バップの香り漂う演奏ですが、マルのタッチは既に十分個性的。G・グライスが良いですね。一曲目の「Stablemates」は作曲者B・ゴルソンがわざわざアレンジし直したもの。「Yesterdays」は一回聴いたら忘れられない演奏です。
BALLADS 2009年02月19日 20時24分02秒 | ブログ P・ブレイが自らECMに持ち込んだ録音をレコード化したものだそうですが、とても良い録音です。2つのセッション(全3曲)が収められていて、1曲目はベースがG・ピーコック、あとの2曲はM・レヴィンソン。ピーコックの方が繊細な印象がします。フリー・フォームで美しい音が響くアルバムですが、全体を通してかなり注意深く聴くことが求められますね。結構疲れた。
MORE SMILES 2009年02月18日 23時43分59秒 | ブログ 「もっと笑って!」というタイトルですが「SMILES」というアルバムの続編(こちらは未聴)。クラーク~ボラーン・ビッグバンドが69年にドイツで録音したアルバム。レーベルはMPSですから音は抜群です。初めて聴いたときは地響きがするように感じましたがダブル・ドラムスですね。メンバーも素晴らしい。R・スコット、S・シハブ、D・ゴイコビッチ、なんとJ・グリフィン!F・ボラーンの独特のアレンジでよく知られたナンバーを新鮮に聴かせてくれます。