Marty Paich and His Orchestra - I've Never Been in Love Before
「恋したことはない」はシナトラやC・ベイカーなどの歌で有名です。このようなミュージカルの「歌モノ」は、曲そのものが良いと、どの演奏も良いですね。M・ペイチの「踊り子」でも演奏されていますが、これが良い!A・ペッパーの参加も魅力的で、短いですが「ゼッコーチョー」のプレイ。ベースにS・ラファロが加わっていますが、目立ち過ぎ(笑)。この録音が1959年の1月、B・エヴァンスの「Portrait in Jazz」が同年12月です。V・フェルドマンのヴァイブも良い。こういうジャズ、最近はほとんど聴けません。アレンジと一人ひとりのプレイヤーの個性が見事に合致した素晴らしい演奏です。