NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

THE DREAM OF THE BLUE TURTLES

2010年06月30日 22時58分42秒 | ブログ
Stingスティングを聴くと「音楽で最も強いのは声だなぁ」とつくづく感じてしまいます。このアルバムは1985年に発表されて、その頃は「SET THEM FREE」がMTVで毎日のように流れていました。スティングはベーシストですがここではなんとD・ジョーンズがベースを弾いています。彼の幅広い音楽性がとても良く表れた作品ですね。このアルバムでわたしが好きなのは「RUSSIANS」です。




VOL.1, THE QUINTETS

2010年06月29日 21時58分13秒 | ブログ
Lennieご存じかも知れませんがL・ニーハウスは60年代にハリウッドで映画音楽の分野で大活躍した人です。アルト・プレイヤーとしての彼の最高傑作はこれでしょう。54年と56年に西海岸で録音されたもので、素晴らしい演奏を聴くことができます。S・ウィリアムソン、J・モントローズ、H・ホーズといったお馴染みの面々、ベースとドラムスは言わなくてもわかるようなメンバーです。




OH YEAH

2010年06月28日 22時08分47秒 | ブログ
Mingus実にヴァラエティに富んだ曲の集まった61年のアトランティック盤です。ミンガスの「歌とは思えない」つぶやきから始まる一曲目の「HOG CALLIN’ BLUES」は「ハイチ人の戦闘の歌」のようなテーマを持ったエキサイティングなブルース。「EAT THAT CHICKEN」みたいなとぼけた曲など、聴き応えのあるアルバムです。R・カークが素晴らしい。ジャケットもユーモアたっぷりで、原子爆弾はキノコですよ。




WITH STRINGS

2010年06月26日 23時57分31秒 | ブログ
Brownwithstringsブラウン忌です。「彼の残したレコードはストリングスと共演した愚盤を除いてはあまさず蒐集の価値がある(粟村政昭:ジャズ・レコード・ブック)」わけですが、アメリカ人はこういうレコードが好きです。C・パーカー、B・ホリディ‥ある意味、偉大なミュージシャンしか残せないわけですが‥。どれも大会社の商業主義です。せっかくローチやパウエルが加わっているのですが、ジャズ的な妙味はまったくありません。ウィズ・ストリングスではパーカーの方が上だな。




FLIGHT TO JORDAN

2010年06月25日 23時21分27秒 | ブログ
JordanD・ジョーダンの代表作。60年の録音です。魅力的なテーマを持つタイトル曲がとても印象的で、A面一曲目から惹きこまれます。有名な「危険な関係のブルース」も見事な演奏。D・ジョーダンのプレイは美しい音、そして流れるようなラインで素晴らしいですね。S・タレンタインの演奏も彼のベストに近い。ブルーノート4000番台では屈指の名作です。




THE REAL BIRTH OF THE COOL

2010年06月24日 22時56分19秒 | ブログ
ClaudeC・ソーンヒルが1941年から47年にかけて残したビッグバンド史に残る傑作。若きG・エヴァンスが正式にアレンジャーとして参加した時期で、歴史的にはマイルスの「クールの誕生」に結びついていくわけですね。それにしてもこの作品の魅力は筆舌に尽くしがたいものがあります。クラシックからC・パーカーまで幅広い素材、ホルンの参加した斬新なサウンド、弱冠20歳のL・コニッツの参加も聴きのがせません。




INNER URGE

2010年06月23日 22時03分02秒 | ブログ
Inner_urgeコルトレーンに大きな影響を受けたテナーの一人、J・ヘンダーソンの代表作ですね。この作品は64年にピアノにマッコイ、ドラムスにエルヴィンを迎えて(ベースはB・クランショウ)録音されたワンホーンですから、コルトレーン・カルテットのサウンドにかなり近い。エルヴィンはちょっとおとなしいですがヘンダーソンのプレイは素晴らしく、引き込まれてしまう演奏です。




WORD OF MOUTH

2010年06月22日 19時52分40秒 | ブログ
Jacoまず冒頭の「CRISIS」ですね。このベース、弾いていることが信じられないような演奏。なんでもベースとリズムだけのトラックを録音して、ソロイストはひとりずつベーストラックだけ聴かせて録音したそうです。B面は全体でひとつの組曲となっていますがバッハからビートルズナンバーに行って最後の「JOHN AND MARY」まで見事なベースソロとサウンドを聴かせてくれます。




LOOKING AHEAD

2010年06月21日 23時55分07秒 | ブログ
Lookingahead60年に録音されたK・マッキンタイアの傑作。ドルフィーとの共演ということで知られているアルバムですが、この二人はとてもコンセプトが近いです。最後の曲はマッキンタイアがフルートを吹いているのでややこしい。今の耳で聴くとサウンドは意外とオーソドックスですが、マッキンタイアの不思議なヴィブラートの魅力が堪能できます。特筆したいのはピアノのW・ビショップ・Jrの出来が素晴らしいことです。




HYDRANGEA

2010年06月20日 21時37分26秒 | ブログ
P1050857朝から長谷寺に行きました。明月院はおそらく大変なことになっているだろうと思ったので‥。紫陽花はいつもよりやや遅いようです。それでも大勢の観光客が既に列になっていました。雨上がりということもあって、散策路は濡れていましたが紫陽花はいきいきとしていました。今日は七分咲きくらい。来週末が見頃だと思います。(写真をクリック)