NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

MINGUS AT MONTEREY

2023年03月26日 19時32分13秒 | ブログ

ミンガスの60年代のライヴ録音はいくつかありますが、E ドルフィーの参加したものが有名です。その中では「TOWN HALL CONCERT」が特に優れていたと思いますが、このモンタレーのライヴはドルフィーの死後に、モンタレー ジャズ フェスティヴァル(1964.9)に出演したときのもの。ミンガスが自費出版した録音です。ドルフィーはいませんがJ バイヤード、D リッチモンド、ミンガスの生み出す圧倒的なドライヴ感は素晴らしく、2枚目のB面の途中から1枚目のA面全部にわたって繰り広げられる「MEDITATION ON INTEGRATION」(TOWN HALLの「Praying For Eric」と同じ曲です)は聴きもの。C マクファーソンに注目です。
↓「MEDITATION ON INTEGRATION」
https://www.youtube.com/watch?v=fECCAOpVCR4

4 OUVERTUREN(管弦楽組曲)

2023年03月18日 12時16分45秒 | ブログ
レコ芸の「名曲500」で永久王座みたいだったリヒター盤が今回初めて圏外となりました(いきなり圏外!)。1位はフライブルグ・バロックオーケストラ。「厳粛」「荘厳」といったバッハ像が変わりつつあることを強く感じました。全曲聴いたあとで、リヒター盤も全曲聴いたのですが、テンポもサウンドも楽器も違うので別の曲みたいに聴こえます。ピリオド楽器のほうが新しいという不思議な感じ…。
今回は、永久王座だったグールドの「ゴルドベルク」やフルトヴェングラーの「第九」、クライバーの「7番」とかが王座を明け渡しています。逆に新しいディスクを探す楽しみが増えましたね。
↓リヒター盤。こちらも流石の名演です。

JATP-1940s

2023年03月13日 20時05分46秒 | ブログ

一日遅れですが、3月12日はパーカー忌。「1940年代のJATP」というこのレコードは、D ガレスピーやL ヤングなどN グランツの集めた錚々たるメンバーを集めた豪勢なJATPのアルバムです。個人的にはC パーカーを聴くために買いました。これも若いころは手が出なくて中古で見つけたもの。ブロウイング・セッションと言ってしまえばそれまでですが、44~47年ですからパーカーは全盛期。安定したリズム(R ブラウンだもの)に乗って繰り広げられる演奏は、文句なしに楽しい!。CDは、10枚組となっていて、さすがに続けて聴くと疲れる…というわけでLPがいいんだな。

NIGHT PASSAGE

2023年03月05日 12時36分48秒 | ブログ

W ショーターが亡くなりました。さて、ショーターを聴こうと思って彼のリーダー作を一枚も持ってないことに思いあたりました。なんでだろう?わが家でショーターといえば、マイルス クインテットかウェザー リポートです。特にWR時代のショーターはひとつ抜けた感じがあります。このアルバムは、WRで最初に買ったもの。ザヴィヌルもジャコも、もちろんショーターも(みんな鬼籍に入ってしまった)素晴らしいです。エリントンの影響を強く感じる「Rockin' in Rhythm」は、「やっぱりジャズが好き」とつぶやいてしまう演奏です。

THAD JONES & MEL LEWIS LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD

2023年03月02日 20時34分19秒 | ブログ

ヴィレッジ・ヴァンガードのライヴ録音。サド~メルが出る「マンディ・ナイト」はさぞ賑わったでしょうね。このアルバムは演奏も素晴らしいうえに、ライヴの雰囲気が伝わってくるとても素敵な録音です。4人いるトロンボーンチームが大迫力で、特にガーネット ブラウン(人の名前です)のソロは圧巻。かの「Masaaki Awamura」氏がサド ジョーンズの項で唯一紹介しているレコードがこれ。全編サド ジョーンズのアレンジで大変にカッコいい!それにしてもあの狭いステージに、これだけのビッグバンドが並んだのかな?不思議。マンディ・ナイトのライヴは、今でも続いているらしいです。くどいようですが、本当に素晴らしいアルバム♪