ウエスとウィントン・ケリーの共演で、しかもライヴです。ウエスの演奏はライヴに良いものが多いですね。「フル・ハウス」もそうですし「ソリチュード」もそうです。最近（といっても数年前に）知ったのですが、このライブにはＶｏｌ．２があったのでした。ジャケットが赤いので、「ハーフノートの青ジャケ」と「赤ジャケ」と言うんだそうです。ビートルズみたい。
モンテローズのプレイを初めて聴いたのは「直立猿人」だと思います。そのおかげで繰り返し聴いた結果、ブラインドでもスグにわかります。さて、リーダーとしての彼の代表作といえばこれですね。ザナドゥ盤も良いのですが、Ｔ・フラナガンが絶好調で目立ち過ぎ。モンテローズ自身のプレイはこちらのほうが出来が良いと思います。
昨夜のようなクレーメルを聴くと、こういうのも聴きたくなります。私のこの曲の入門はスターンでしたが、今はほとんどこれ。既に廉価盤として発売されていて１０００円で手に入ります。アーノンクールとは相性が良いのでしょう。大変な名演ですね。アーノンクールといえば、一昨年でしたか来日公演で聴いたモーツァルトも記憶に残ります。
昨夜のＮＨＫ－Ｅは、０７年６月神奈川県立音楽堂でのクレメラータ・バルティカ。マーラー、ショスタコーヴィチ、カンチェリ、ピアソラといったプログラムです。メンバー２０人位でマーラーの厚いハーモニーにまず驚かされます。圧巻はピアソラ。凄く練習するんだろうなぁ、とひどくまっとうな感想を抱いてしまいました。疲れるほど聴きどころ満載。クレーメルも今や還暦を迎えましたが衰え知らずです。
汗ばむ季節になってきました。雨が上がったので街に出たらソフトクリームが食べたくなりました。この街には有名なソフトクリームの店がいくつかありますが、ここのバニラソフトクリームはちょっと特別に美味しい。値段も３８０円とやや高めでしょうか。たまにはこんな話題で‥。
ミンガスの６４年の一連のライヴ録音の中で、最初に聴いたアルバム。この頃はほとんどがメジャーレーベルではないので、入手にえらい苦労します。ＬＰ時代にこのレコード（それもレコード番号ＪＷＳ９）を見つけた時は嬉しかったですね。ドルフィーも死の直前とは思えない圧倒的なプレイを展開します。
昨夜、赤坂見附のパーティで飲んだグルジアのワイン。とても美味しかったのでどこで買えるか聞いたのですが、市販はしていないようです。グルジアはワインの生産地としてはかなり歴史が古く、ぶどうの品種も独自のもの。このワインはＳＡＰＥＲＡＶＩという品種で、香りが豊かで渋みのないスッキリとした味わい。グルジア、注目です。
ハーマンのセカンドハードに参加したサージ・チャロフは、他のフォア・ブラザースに比べてあまり知られていません。彼の数少ないリーダーアルバムのひとつがこれ。「４＆６」というアナログ盤が昔出ましたが現在入手不可能なうえ、Ｂ面が「ボストン・ブロー・アップ」とのカップリングで、全曲盤ではありませんでした。ようやくＣＤ化されたのでスクラッチノイズなしで聴けます。ワンホーンでしかもピアノはソニー・クラーク。文句なし！
びっくりしました。ヒップホップとかラップとかはあまり聴かないのですが、このアルバムはものすごくカッコいいです。なによりも土台がしっかりしていること。演奏のクオリティが高く、ラップとの微妙なずらし方にも舌を巻きます。いいかげんなようで綿密。ラップで初めてビルボード一位を獲得したアルバムだそうです。
久しぶりに某ジャズ喫茶で１時間ほど時間をつぶしていたらかかりました。このトリオはバランスが良いですね。三人が「がっぷり四つ」で勝負しています。音もデジタルリマスター。７６年の録音‥もうそんなに経ちますか。冒頭の「Ｍｙ Ｂａｃｋ Ｐａｇｅ」が鳴りはじめて、思わず微笑んでしまいました。