スクリャービンの曲はホロヴィッツが好んで取り上げるレパートリーです。あとスカルラッティもそうですね。このレコードは72年の発売で、当時女友達のCさんが「今、ホロヴィッツを聴かなきゃだめ」と言っていました。ここに聴かれるホロヴィッツの演奏は、筆舌に尽くしがたく、これはもう聴いていただくしかありません。と、探してみたらTouTubeにありました。この演奏は、レコードのA面一曲目に収録されています。スクリャービンはラフマニノフと同級生だったということですから、まったくこの頃のモスクワ音楽院は凄かったですね。ホロヴィッツは幼いころスクリャービンの前で演奏したことがあるそうです。真面目に聴くと結構疲れます。
今日は朝からこれ!LP全5枚組をぶっ通しで聴いています。聴くのにちょっと決心が必要なアルバム(笑)。80年代に一世を風靡したB・スプリングスティーンの1975年から1985年までのライヴ録音からベストテイクを集めたものです。LP5枚組(CDで3枚)という超弩級ですが、NさんはLPで買っていたのですね。発売されたのが86年ですからCDで買っても不思議はないのですが、素晴らしい選択でした。「明日なき暴走」あたりから「Born in ~」くらいまでの時期で、ブルースの油の乗り切った頃です。選りすぐりのライブだけにどれも素晴らしい!この人の声は特別だな。「HUNGRY HEART」の観客の大合唱にはやられます。「SANDY」には涙。バンドとしてはやはり80年代に入ってからのほうが良くなっていますね。長尺にもかかわらず時間の経つのを忘れてしまいます。宝物がひとつ増えた。ちなみにこんなボリュームのアルバムが、アルバム・チャート初登場1位って、凄い!