NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

HOROWITZ PLAYS SCRIABIN

2015年02月28日 17時05分28秒 | ブログ
スクリャービンの曲はホロヴィッツが好んで取り上げるレパートリーです。あとスカルラッティもそうですね。このレコードは72年の発売で、当時女友達のCさんが「今、ホロヴィッツを聴かなきゃだめ」と言っていました。ここに聴かれるホロヴィッツの演奏は、筆舌に尽くしがたく、これはもう聴いていただくしかありません。と、探してみたらTouTubeにありました。この演奏は、レコードのA面一曲目に収録されています。スクリャービンはラフマニノフと同級生だったということですから、まったくこの頃のモスクワ音楽院は凄かったですね。ホロヴィッツは幼いころスクリャービンの前で演奏したことがあるそうです。真面目に聴くと結構疲れます。

AMALFI

2015年02月21日 23時22分17秒 | ブログ
映画「アマルフィ」。TSUTAYAで誕生日割引(半額)なので、今月は結構いろいろな映画を借りてきて見ています。この映画、だいぶ前に勧められていてようやく見ました。正直なところあまり期待していなかった(興行も良くなかったし、そのほかいろいろな理由で‥)のですが、なかなかどうして面白かったです。ひとつには、話が面白い(動機と狙いがなかなか見えない。真保裕一の参加は「なるほど」感ありました)こと、それから天海祐希。この人本当にテンションの高い演技をしますね。ローマやアマルフィ―の風景は美しい。もう少し「踊る〇捜査線」的ならヒットしたかも‥。

【N Collection】 BRUCE SPRINGSTEEN & THE STREET BAND LIVE/1975-85

2015年02月14日 10時21分46秒 | ブログ
今日は朝からこれ!LP全5枚組をぶっ通しで聴いています。聴くのにちょっと決心が必要なアルバム(笑)。80年代に一世を風靡したB・スプリングスティーンの1975年から1985年までのライヴ録音からベストテイクを集めたものです。LP5枚組(CDで3枚)という超弩級ですが、NさんはLPで買っていたのですね。発売されたのが86年ですからCDで買っても不思議はないのですが、素晴らしい選択でした。「明日なき暴走」あたりから「Born in ~」くらいまでの時期で、ブルースの油の乗り切った頃です。選りすぐりのライブだけにどれも素晴らしい!この人の声は特別だな。「HUNGRY HEART」の観客の大合唱にはやられます。「SANDY」には涙。バンドとしてはやはり80年代に入ってからのほうが良くなっていますね。長尺にもかかわらず時間の経つのを忘れてしまいます。宝物がひとつ増えた。ちなみにこんなボリュームのアルバムが、アルバム・チャート初登場1位って、凄い!

AL & ZOOT

2015年02月11日 20時19分40秒 | ブログ
今日は一人なので午後から「Bird」に出かけました。何枚目かにかかったのが聴いたことのない演奏だけど、Z・シムズみたい。
「ジャケット見せて」とマスターに言うと出てきたのがコレ。

「えっ?これなら持っているし愛聴盤。違うでしょ?」と曲名とかパーソネルを見ると、私が持っているものと全然別モノでした。
私が持っているのは、こちら。↓


ややこしいですね、CD時代は。コーラル盤と同じ写真で別のアルバムが作られていたというわけです。なかなか快適な演奏でしたけどね。そんなわけで午後はだらだらと「Bird」に入りびたりで、マスターとしゃべってました。お客?私だけ‥。

SECOND CARNEGIE HALL JAZZ CONCERT

2015年02月11日 12時19分42秒 | ブログ
このアルバムは、例の有名なカーネギー・ホールのコンサート(1938年1月)の翌年に行われたB・グッドマンのコンサート。「二回目のカーネギー・ホール」と題されていますが知らない録音で、いろいろ調べてみてもあまり資料がありません。レコード自体はフランス盤で、注目はC・クリスチャンの参加です。ちなみにジャケット写真の左側に映っているのがクリスチャン。彼はB面のセクステットで、比較的長いソロを弾いています。それ以外はお得意のグッドマン、ナンバーのビッグ・バンド演奏。それにしても「Sing Sing Sing」はテンポが速い!驚いたことにL・ハンプトンがドラムスを叩いています。

ON STAGE

2015年02月11日 11時20分38秒 | ブログ
週半ばの水曜日が休みというのは良いなぁ。犬の散歩から帰って「今日は一日音楽三昧」。まずはFMのクラシック・カフェから。フォレのピアノ五重奏曲が聴けたのは収穫でした。さて一枚目は知らなかったレコード。サイドが凄いので手を出しました。B・シャンク、S・ウィリアムソン、R・フリーマン、R・ミッチェル、M・ルイス‥。これは当たりでしたね。B・パーキンスという人はリーダー作が少ないのですが、こうやって改めて聴いてみると、実にレスターそっくりさんです。選曲を見ても「SONG OF THE ISLAND」「WHEN YOU'RE SMILING」などレスターのレパートリーも演奏しています。録音は1956年の2月9日。もう60年も前の録音かぁ。ウエストコースト全盛期の隠れた傑作。

Pelléas et Mélisande

2015年02月08日 22時39分09秒 | ブログ
N響の常任指揮者としてデュトワが着任したのは96年ですから、彼はもう20年近くこのオーケストラを指揮しています。今夜(もう昨夜か‥)のクラシック音楽館で聴いた定期公演の「ペレアスとメリザンド(演奏会形式)」は、デュトワを招聘した狙いというものがあったとすれば、最良の結果のひとつだと思いました。主要な歌手を、ほぼフランス人で揃えたことも良かったですし、オケの響きは流石デュトワ!考えてみれば、もう25年も前にデュトワがモントリオール響と吹き込んだこの曲は、大評判でした(聴いてないけど)。自家薬籠中、ということか。