NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

THE MAN

2014年06月28日 14時12分56秒 | ブログ
P1010687タイム盤のS・タレンタインをアナログで見つけました。盤質は上々。前にもこのレコードについては書いたかもしれませんが、S・クラークが入っているのも売りです。実はピアノはT・フラナガンも交代で弾いています。ベースがG・デュビビエ、ドラムスがM・ローチという「ソニー・クラーク・トリオ」のメンバーです。もちろん同じ音がします。S・タレンタインは、コルトレーン世代のテナー奏者ですが、メロディラインに独特のスタイルがありますね。録音は1963年。




MOZART FLUTE CONCERTOS

2014年06月28日 13時19分17秒 | ブログ
P1010690今朝は、朝の野菜炒めをつくりながら、モーツァルトの二曲の「フルート協奏曲」と「フルートと管弦楽のためのアンダンテ」の三曲を収めたJ・P・ランパルの演奏。実はこの三曲はK313、K314、K315と続いていて、いずれも1778年、モーツァルト22歳の作品です。いわゆるマンハイム時代。このレコードは、ランパル~グシュルバウアー/ウィーン交響楽団による60年代の録音で、凄いのはカデンツァ。ランパルは21世紀に入る直前に世を去ったそうです。名演ですね。




JAZZ CITY PRESENTS‥

2014年06月21日 23時31分10秒 | ブログ
P1010673CDを買いに行くと、ジャズの場合おおむねミュージシャン別に並べてあり、なかなかこういう音源は目に入らないです。このCDも、今回ベツレヘム・レーベルの復刻廉価盤で、初めてお目にかかりました。録音時期については諸説あるものの、まぁ1957年の前半あたりらしい。三曲収録されていてすべて違うセッションですが、聴きものは三曲目の「LADY BE GOOD」。メンバーを見れば十分その楽しさは伝わると思います。H・ゲラー、B・パーキンス、P・アダムス、C・ウィリアムソン、C・カウンス、M・ルイス‥。C・ウィリアムソンは出色です。




SYMPHONY NO.8 "UNFINISHED"

2014年06月15日 22時21分23秒 | ブログ
P1010671「未完成」はワルターの十八番として知られていますが、遂に1936年のウィーン・フィル盤を手に入れました。決定的な名盤として知られている1958年録音のニューヨーク・フィル盤は持っていますが、36年盤は、話に聴くだけで聴いたことがなく、私にとっては伝説的な存在でした。このレコードは東芝EMIが「GREAT RECORDINGS OF THE CENTURY」のシリーズで発売したもの。SPの復刻ですが音質は上々です。やはりウィーン・フィルは別格だな。




MOZART PIANO SONATA

2014年06月14日 23時32分36秒 | ブログ
P1010641モーツァルトのピアノ・ソナタは、女性ピアニストが多くの名演を残しています。古くはハスキル、ラ・ローチャ、ピリス、われらが内田光子、そしてモーツァルト弾きといえば、I・ヘブラー。このアルバムはモーツァルトの4曲(8番、10番、11番、15番)を収めたもので、どれも名演だと思います。とくに8番のようなシンプルな美しさを持った曲が際立っています。端正でいて表情豊かな演奏。1960年代、「モーツァルトといえばヘブラー」と言われたの面目躍如。なんと、ヘブラーは今も健在だそうです。




CHRIS

2014年06月07日 18時47分35秒 | ブログ
P108037370年代、C・コナーのベツレヘム三部作の中で、このアルバムだけが比較的入手しにくかった記憶があります。理由はよくわかりません。この頃の彼女は、ケントン楽団を抜けて同レーベルと契約を結んだ直後。ベツレヘムに売り込んだのは、かのC・テイラーだったそうですね。アルバムの出来は、決して「BIRDLAND~」や「THIS IS~」に引けを取るものではありません。貫禄の歌唱。バックがビッグ・バンドやコンボ、ピアノ・トリオと録音日時の異なる演奏が集められています。個人的にはやはりE・ラーキンスのトリオに魅かれます。