NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

山紫陽花

2009年05月31日 22時31分48秒 | ブログ
Photo雨が上がったので散策に出かけました。近くのお宮が「山紫陽花の散策路」というのを宣伝しているので、ちょっと見に行きました。これからこの街は紫陽花の季節を迎え、有名な二つの寺に参拝者が集中するので、このお宮も一計を講じたということでしょうか。

Photo_2山紫陽花というのはいろいろな種類がありますね。上は「伊予の星屑」と名付けられていました。下は「黒姫山アジサイ」。黒姫で切れるのか黒姫山で切れるのか‥?夏の到来を感じた午後でありました。




THE COMPLETE VILLAGE VANGUARD RECORDINGS , 1961

2009年05月29日 12時41分23秒 | インポート
Photoアナログ盤で持っているので「別にいいか」と思っていましたが、BOXで三千円台で買えました。聴いてみて驚いたのは別テイクのラファロが素晴らしいことで、このトリオの質の高さの一翼をラファロが担っていることが良くわかりました(言うまでもないか)。エヴァンスのソロはマスターテイクと大きな違いはないのですが、ラファロのソロは全然違います。未発表だった「不思議の国の~(テイク1)」は、ラファロに関して言えばこちらの方が断然上。大変なベーシストでしたね。アナログにはない休憩時間の雑音やアナウンス、最後のエヴァンスのちょっとしたお遊びなども入っていてとても楽しめました。




SWINGS COLE PORTER WITH BILLY MAY

2009年05月28日 19時01分01秒 | インポート
1ジャケットが良いですね。アニタがB・メイのオケ伴で57年に録音したもの。翌年が例のニューポート出演で、彼女の全盛期です。56年に比べるとかなり貫禄が出ている感じがします。声もよりハスキー。その分荒っぽいという印象もありますが、伴奏がジャズっぽくないのもその原因かも‥。「This Is Anita」と比べると、B・メイのアレンジがショウビジネスっぽいんだな、きっと。




HOMAGE TO DUKE

2009年05月27日 12時41分49秒 | ブログ
3D・グルーシンがエリントンに捧げたアルバムで、SJで何か受賞したらしいです。当然悪いわけはないのですが、こういう作品を聴いて個人的には感心したことがあまりありません。演奏は上手いし、録音も上々。エリントンの曲も魅力的。でもなんかなぁ‥、と思ってしまいます。どうしてなんだろう。もちろんこちらの問題も大きいのだろうけれど、それだけかなぁ。なにかHOTなものが感じられないです。




JAZZ CONTRASTS

2009年05月26日 12時54分16秒 | ブログ
5リバーサイドでのK・ド―ハムのリーダー作。ロリンズやローチ、ぺティフォードといった錚々たるメンバーですが、ド―ハムが素晴らしい。温かい音色の魅力もさることながら、紡ぎだすフレーズも見事。「I’ll Remember April」みたいな急速調はやはりブラウニーを思い出してしまいますが‥。ロリンズは個人的にはイマイチと感じます。名盤とか大傑作というわけではありませんが、愛聴に値するアルバム。ハープはどうかね。




LAST RECITAL at Besançon Festival

2009年05月25日 19時10分05秒 | ブログ
2_2リパッティのピアノはとても端正です。彼の演奏を聴いていると「楽譜はきっとこうなんだろうな」と感じますが、そんな中に演奏者の品格が漂います。リパッティの悲劇的な人生を語る時に引き合いに出されるのがこの録音ですが、よくまあそんな状態(担架で会場に運ばれたらしい)でここまでの演奏ができたものだと思いますね。


930代で惜しまれながら世を去った彼のバイオグラフィーは、コルトーがリパッティの2位に不満で審査員を辞したエピソードやハスキルとの友情(知らなかった‥)やロマンスとともに、彼の音楽教師としてのエピソードなども記されていて(ここが一番面白かったです)興味深く読めます。




TENDEM

2009年05月23日 22時37分04秒 | ブログ
Tendemタンデムはフランス・ワールドカップで代表チームのオフィシャルワインに選ばれたワインだそうです。このタンデム・ルージュ2007はメルローとシラー種のミディアム。とにかく安くて美味いデイリーワイン。1580円!結構人気らしいので、見つけたらすぐ買いましょう。コストパフォーマンス抜群です。




LIFE'S MAGIC

2009年05月22日 09時44分25秒 | ブログ
2S・キューンのピアノトリオ。R・カーター、A・フォスターというメンバーで、美しいピアノを聴かせてくれます。70年代以降の白人ピアニストはB・エヴァンスの影響を受けた人が多く、彼もまたその一人です。だからというわけではないのでしょうが、音もきれいだし上手いけれど、いまひとつ食い足りないというのが正直なところ‥。おそらく聴く側にも変化があるのでしょうけれどね。




THIS HERE IS BOBBY TIMMONS

2009年05月21日 12時36分18秒 | ブログ
2S・ジョーンズ、J・コブを従えたトリオ。1960年の録音で初リーダー作だそうです。B・ティモンズの魅力がぎっしり詰まっているアルバムで、大好きな一枚。彼のプレイはファンキーでアーシーと良く言われますが、ここでは結構端正な印象も受けます。「Moanin’」「This Here」といった自作は曲づくりの上手さを感じさせてくれますし、何曲かあるスタンダードナンバーもティモンズらしいCOOKIN’です。




THELONIOUS MONK QUARTET WITH JOHN COLTRANE

2009年05月20日 12時06分44秒 | ブログ
1コルトレーンがマイルス・クインテットを離れてモンクと一緒に演奏していた57年に、カーネギー・ホールで収録されたライヴ。この頃のレコーディングはほとんどなく伝説のカルテットでしたから、このCDが出た時には耳を疑いました。聴いてみて期待を裏切らない素晴らしい演奏。トレーン自身が「転機だった」と語るモンクとの共演は、驚くほどクリーンな録音で残されていました。全編名演ですが「BLUE MONK」がベストトラック。