NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

【N Collection】 Buckingham Nicks

2016年11月27日 18時46分50秒 | ブログ
Nさんが昔ボストンの中古レコード屋で購入し、大事に抱えて持って帰ったというレコード。2ドル99セント、と書いてあります。安い!マックに入る前のS・ニックスとL・バッキンガムのデュオ。海外で一度だけCD化されたきりの超レア盤で、アマゾンを見たらこんな値段がついていました。このアナログ盤、盤質は「秀」です。いくらで売れますかね(笑)。スティーヴィーは声もジャケットの写真も若々しい。バッキンガムのギターもマック時代より目立っていますし、若干アコースティックっぽい印象です。一曲だけ「Don't Let Me Down Again」をリンクしておきますが、これなんかそのまんまフリートウッドマックです。

SING! BABY SING!

2016年11月27日 12時08分08秒 | ブログ
1955年録音のジャッキー&ロイ。トリオ+ギターという、彼らの比較的ベーシックな構成で録音されたストリーヴィルの一枚。ストリーヴィルには2枚あって、もう一枚は一時超レア盤として取引されていました。世評、「そちらの方が上」という評価ですが、こちらもなかなか上出来です。演奏スタイルが毎回違うという音楽ではありませんが、この頃は彼らの絶頂期でもあり、メンバーにも恵まれていて楽しいレコードです。B面2曲目の「Hook, Line and Snare」は、J・モレロのブラッシュワークが絶品。

Das Musikalische Opfer

2016年11月20日 22時55分14秒 | ブログ
「音楽の捧げもの」は、バッハの最後の作品として知られていますが、LP1枚で通して聴くことができるというわかりやすい理由で良く聴きます。名曲ですね。我が家にはリヒター盤とミュンヒンガー盤があり、このミュンヒンガー盤は76年録音で廉価盤で購入したLPです。休みの日の午後、ゆったりとした気分になれる曲。

【N Collection】 No Fun Aloud

2016年11月20日 21時24分55秒 | ブログ
今年も間もなく1カ月を切りますね。年明け早々に飛び込んできたG・フライの訃報には驚かせられました。まだ70前なのに。先週はNさんと銀座でランチ。半年ぶりくらいでしょうか。といったところで「N Collenction」はG フライのNo Fun Aloud。イーグルス解散直後の、ソロアルバムです。バックのリード群とコーラス隊が素晴らしく充実している作品。例のビバリーヒルズコップの曲「The Heat Is On」とかが目立ちますが、この頃のアルバムを通して聴くのも悪くないですね。

Alban Berg Quartet

2016年11月13日 21時51分10秒 | ブログ
これまであまり室内楽のことを書いていませんでしたが、それにはとくに理由はありません。録画してあった「アルバン・ベルク四重奏団」のサンクトペテルブルクでの演奏(1991年)を聴いて、やはりこのカルテットの凄さについて書きたくなりました。彼らは1971年の結成ですから、我々の同時代のカルテットですね。1980年代のモーツァルトやベルクの名演が思い出に残っていますが、この映像は知らなかった。エルミタージュ劇場での演奏は、モーツァルト、ベルク、ブラームス。演奏の完成度は言うまでもなく、よくこんな映像があったものです。残念ながらYouTUBEにはありませんでした。しかしYouTUBEは宝の山で、アルバンベルクの数多くの名演をエアチェックしてUPしている人がいらっしゃるんですね。映像ではハイドンセットでしたが、プロシャ王の1番をリンクしておきます。全盛期のアルバンベルク四重奏団を、ご堪能ください。

Don Giovanni

2016年11月12日 21時40分00秒 | ブログ
2014年のロイヤルオペラによる「ドン ジョバンニ」。例によってクラシカジャパンです。最近のオペラは壮大な舞台装置を使わず、衣装も現代のファッションで演じられたりするものが多いようですが、この「ドン ジョバンニ」にも3D映像を駆使するなど工夫が見られました。印象に残ったのはドンナ・エルヴィーラを演じたヴェロニク ジャンス。もともとバロックを中心に活躍しているそうですが、品があってとても良かった。2014年の上演だそうですが、翌年日本にも来ています。歌手陣はレポレッロを歌ったアレックス エスポージト以外はすべて異なりましたが、見に行った方も多いでしょうね。コンパクトな会場で楽しい演出だと思いました。

THE ELLINGTONIANS

2016年11月12日 12時31分57秒 | ブログ
エリントン楽団のメンバーが集まって行ったセッションのオムニバス。1944年から1946年までの4つのセッション(R・スチュワートのオクテット、B・テイラーのオクテット、B・ビガードのクインテット、J・ティゾールのオーケストラ)が収録されていて、B・ビガードのクインテットをお目当てに買いました。このレコードを聴いて思うのは「エリントンがいなくても、メンバーだけでこれだけの演奏しちゃうんですね!」ということ。「ちょっと集まって、軽くやってみっか」的な感じなのに、どれも水準が高い。メンバーはL・ブラウン、H、カーネイ、J・ホッジス、W・スミスといった錚々たる顔ぶれ。70年代にマーキュリーから発売されたキーノート・シリーズのかなりマニアックな一枚です。リンクしたのはB・ビガードのクインテットから"COQUETTE"。『エリントンバンドの商標の一部』(by M・AWAMURA)であった素晴らしいクラリネットソロが聴けます。

THE GREAT CONCERT OF CHARLES MINGUS

2016年11月12日 10時22分39秒 | ブログ



初めてミンガスの「Fables of Faubus」を聴いたのは、高校生の頃。ラジオから聴こえてきたものでした。ミンガスはこの曲をたくさん録音しているので、その時聴いたものが何に収録されていたものかは定かではありません。このパリ、シャンゼリゼ劇場でのライヴ・アルバムでも演奏しています。これは、ミンガスの数あるライヴ録音の中でも屈指のもので、三枚組の長尺モノ。裏ジャケはコールズ、ドルフィー、ミンガスのスリーショットの写真。これがカッコイイ!次を開くとドルフィーです。ドルフィーとミンガスの共演はこの1964年4月が最後で、このツアーが終わってドルフィーだけヨーロッパに残り、2カ月後のオランダでの「Last Date」を最後にドルフィーは世を去ります。ここでの「フォーバス知事の寓話」を探してみましたが、見つからないのでこの1週間後に西ドイツで演奏された「同じメンバーの"フォーバス知事の寓話"」をリンクしておきます。これは随分後になって発掘され「enja」レーベルから発売されたもの。30分以上もの長い演奏ですが、ドルフィー、リッチモンド、ミンガスというメンバーだからこそ生まれた音楽、ミンガスの圧倒的な音!

【N Collection】 DECADE

2016年11月05日 11時21分01秒 | ブログ
N・ヤングの「輝ける10年」はLP三枚組ですが、CDでは2枚らしい。10年というのは1966年から1976年ことで、この間のベストアルバム。発売されたのは1977年、私社会人1年目でした。今からニール ヤングを聴く人にはうってつけのアルバムで、バッファロー スプリングフィールド時代からクレイジーホース、CSN&Y時代と、なかなかこんなベストアルバムってないんじゃないかしら‥。名盤「After The Gold Rush」や「Harvest」あたりの名曲もズラリと並んでいますが、クレイジーホース時代の"Cinnamon Girl"を。

SCOTT WALKER

2016年11月04日 23時42分05秒 | ブログ
scott walker - joanna - 1968


今日、広尾を歩いていたら、商店街のBGMでこの「ジョアンナ」がかかったのでびっくり!この曲1968年ですから、私高校1年生。ウォーカー・ブラザースからスコット ウォーカーがソロになって、三曲目くらいのシングルだったような気がします。一曲目が「ジャッキー」、二曲目が「マチルダ」、そして三曲目が「ジョアンナ」。全部女性の名前ですね。今聴いても感動する名唱。下の写真は、私の所有するスコット ウォーカーのベスト盤。ちょっと盤が傷んでいるので、YouTUBEから音源を拝借しました。