NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

GRAB THIS!

2011年04月30日 12時54分39秒 | ブログ
GriffinJ・グリフィンが62年にリヴァーサイドに残した作品。ピアノの代わりにJ・パスのギター、P・ブライアントのオルガンを加えたクインテット。特にオルガンが大きくフィーチュアされていて、グリフィンの中では一風変わったアルバムかも。ライナーによればリズムセクションはブライアントのトリオらしく、このオルガンもなかなか良いです。グリフィンのブローも健在で、リラックスした快演が楽しめます。




YANO SAORI

2011年04月29日 22時12分06秒 | ブログ
Saori沙織という名前には親しみを覚えますね。矢野沙織が18歳の時にサヴォイに残したデビュー作。二つの異なるメンバーによる録音がありますが、H・メイバーン・トリオとの演奏は、残念ながらリズムに難があります。やや走る。その点大坂昌彦のドラムスは安心して楽しめます。演奏そのものは想定を超える面白さには欠けるものの、18歳と思えない堂々たる演奏です。




MINGUS IN WONDERLAND

2011年04月28日 23時01分44秒 | ブログ
Mingus59年のニューヨークでのライヴ。割とまともな(?)演奏です。あまり攻撃的でメッセージ性が強い感じではないという意味ですが、演奏は充実しています。一曲目は前年にミンガスが担当した映画音楽のテーマ。まともな感じはそのせいか!二曲目の「I CAN’T GET~」ではアルトのJ・ハンディが素晴らしい。古いファンはこのジャケットとタイトルで知っていますが、今はデザインが変わり、「JAZZ PORTRAITS」というタイトルで出ています。




WITH RED GARLAND

2011年04月27日 22時35分25秒 | ブログ
FullerC・フラーの初期のリーダー作です。お馴染み「ブルースエット」の一年前。アルトのS・レッドとの相性がいま一つな感じがあるのは、ゴルソンとのイメージが強いこともありますが、やはりフラーの音色との対比でしょう。このアルバムではR・ガーランドがマイルス・クインテット直後(ちょうど「マイルス・アヘッド」の頃)だけに出来がなかなか良いです。「MOONLIGHT BECOMES YOU」のプレイはうっとりしました。




THE WARM SOUND

2011年04月26日 22時30分36秒 | ブログ
The_warm_sound知ってはいるものの、レコード店で見たこともなければジャズ喫茶で聴いたこともないレコードがありますね。F・ウェインのこの作品もそんな一枚。偶然iTuneストアで発見。900円でした。F・ウェインはN・ヘフティの奥さんだったそうで、このアルバムも彼のプロデュース。ややハスキーな声でストレートにメロディを歌うスタイルですが、声の質が魅力的。バックもA・コーンやH・ジョーンズなど充実しています。




SHINSEN-GUMI

2011年04月25日 23時55分54秒 | ブログ
Okitaこのところ大河ドラマが毎年つまらないのですが、日曜日のBSで「江」のあとにやっている「新撰組」がなかなか面白いです。いかにも近藤勇らしい、いかにも沖田総司らしい、いかにも芹沢鴨らしい‥配役に加え、殺陣もジャ○ーズには絶対無理な動き!土方はややイメージと違うかな、と思いましたが、さすがアクション俳優です。芹沢鴨との一騎打ちは見事でした。残念なのは番組のエンドテーマ。この人の歌が流れると一気に陳腐化しちゃうんだよな。




COLTRANE'S SOUND

2011年04月24日 23時05分43秒 | ブログ
Coltrane昨日のスティットのジャケットにそっくりですが、これはコルトレーンの1960年の録音。どうしてこの二枚が同じようなイラストで作られたのかわかりません。「COLTRANE’S SOUND」は、有名な「MY FAVORITE~」と同時期に吹き込まれたもので、メンバーも同じ。その割にはあまり話題に上りませんね。一番有名なのは一曲目の「夜は千の眼を持つ」ですが、コルトレーンは全編自信に溢れたサウンドを聴かせます。




STITT PLAYS BIRD

2011年04月23日 20時32分08秒 | ブログ
StittS・スティットは「YOU SURE SOUND LIKE ME」とパーカーに言われたそうです。スティットがC・パーカーの曲をアルトで吹くというのは、誰しも興味の湧く企画だと思います。このアルバムはタイトル通りそれを実現したわけですが、そういうことを抜きにして、とても楽しい作品。スティットの流麗で豊かなアルトを聴いていると、「似ていようがいまいがいいじゃないの」と言いたくなりませんか。




HIDEAWAY

2011年04月22日 23時35分24秒 | ブログ
HideawayD・サンボーンのアルトの音はすぐわかります。良く「泣き」のサンボーンと言われますが、音色は確かにそうかもしれない。でもそれだけではないプラスアルファがフレージングにありますね。リズム隊はM・マイニエリ、M・ミラー、S・ガッドですから、タイトだけれど個人的にはちょっとダメ。これは趣味の問題です。でも、満開のサンボーン節を楽しむには最適の作品ではないでしょうか。




COUNT

2011年04月21日 23時48分57秒 | ブログ
Count一昨日ちょっと書いたので仙台の「COUNT」の話。一番丁からちょっと入ったところにあった東北屈指の有名ジャズ喫茶でした。それほど広い店ではなかったのですが、デカいALTECが置いてあって、オーソドックスな店。当時最新のフュージョンなどはほとんどかからなかったような気がします。私のジャズ喫茶滞在時間ではベストファイブくらいに入るんじゃないかしら。ヴィレッジ・シンガースのリードヴォーカルに似たマスターはお元気でしょうか。