NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

MINGUS THREE

2011年11月30日 23時47分24秒 | ブログ
D70_004ミンガスらしく「ジュビリー」というマイナーレーベルから出た、リーダーとして唯一のピアノ・トリオ盤。録音は1957年でピアノはH・ホーズですが、実はこのセッションの場にはS・クラークが一緒にいて、ハンプがトイレで麻薬を打っている間クラークが演奏していたという話が伝わっていますね。その曲が「言い出しかねて」。もっともこの曲はミンガスのフューチャー・ナンバーなので聴いてもよくわかりませんが、私にはハンプに聴こえます。




SEIJI vs HARUKI

2011年11月29日 23時08分45秒 | ブログ
Harukiマーラーについて二人が語っているページが抜群に面白かったですね。マーラーのわかりにくさの理由が氷解しただけでなく、カラヤンもバーンスタインも、そしてワルターまでもがさまざまなものを抱えたマーラーであるあたりは目からウロコ。スコアの読み方についての話も新鮮でした。もっといろいろな話が聞けたら良いのに‥読み終えてしまうのが残念なくらい。是非続編を出してもらいたい対談集でした。




STRAIGHT AHEAD

2011年11月28日 22時55分34秒 | ブログ
D70_001もともとはアルバムを5枚だけ出して終わったJAROというレーベルが「THE MESSAGE」というタイトルで発売したものです。私の所持しているのは、ほとんど入手不可能だったものを70年代にザナドゥが復刻した“金のザナドゥ”ですね。T・フラナガン、J・ギャリソン、P・ラロッカを従えた典型的なワンホーンのハードバップで、J・R・モンテローズの男性的なテナーの魅力がストレートに出ている傑作アルバムです。




SCHWAB SILVANER

2011年11月27日 21時45分47秒 | ブログ
D70シュワッブというドイツのワイン。だいぶ前にドイツ土産でオリーブさんからいただいたものですが、我が家の貯蔵庫で眠らせていました。本日オープン。とてもフルーティで香り高く飲みやすいワインでした。シルヴァナーという品種はあまり知られていないと思いますが、美味しいですね。ウェブサイトを探してみましたが、ドイツ語なので良くわからなかった。でもなんだかとても家族的なワイナリーのようです。

http://www.weinschwanken.de/


WOODY'S FIRST HERD

2011年11月26日 18時42分30秒 | ブログ
Firstherd徳間のVディスクシリーズにハーマンのファースト・ハードの時期を捉えた貴重なアルバムがあります。これを聴くと当時のハーマン・オーケストラがどれほど凄いバンドであったかわかります。全15曲、まったく聴き飽きない。ホーンの張りの素晴らしさ、強力なサックスアンサンブル、そして何といってもC・ジャクソンとD・タフ(凄い!)のリズム!そしてギターはB・バウアー。ビッグバンド・ファン必聴の名演。F・ウェインのヴォーカルも魅力的です。




WATER BABIES

2011年11月25日 23時52分05秒 | ブログ
Miles前半3曲はショーター、ハンコック、カーター、トニーという60年代のレギュラーメンバー、後半はコリアが加わりベースがD・ホランドになっています。コロムビアの都合で録音からだいぶ遅れて出されたので、最初は70年代のアルバムだと思っていました。それだけに当時は中途半端な印象がありましたね。とはいうものの十分面白く聴けるのはさすがのメンバーだからでしょう。黄金のクインテットから「IN THE SKY」への過渡期の記録です。




NOTHING BUT THE BLUES

2011年11月24日 22時11分48秒 | ブログ
D70タイトル通り全編ブルースで構成されたH・エリスのリーダー作です。この録音当時彼はO・ピーターソン・トリオの一員でしたが、これだけ長いソロはトリオではなかなか聴けない。本作ではベースのR・ブラウンがつきあっています。もうひとつこのアルバムの魅力はS・ゲッツとR・エルドリッジの参加。一曲目の「PAP’S BLUES」はR・ブラウンのオリジナルですが、一気にブルースの世界にひき込まれますね。




SANZA-GA-IKE SHIN-RIN-KOHEN

2011年11月23日 22時10分36秒 | ブログ
2011_015「散在池森林公園」。紅葉はまだまだでしたが天気が良く、深い緑の中を散策するのはとても気持ちが良かったですね。まだまだこのあたりでも知らない所があることを実感しました。写真は大きく貼りつけているので、是非クリックして見て下さい。ここからはすぐに天園ハイキングコースに入れるので、そのまま建長寺や覚園寺、瑞泉寺に出られるのが魅力的です。




SYMPHONY NO.3

2011年11月22日 22時38分20秒 | ブログ
Ivesずいぶん前に三宅榛名の「アイヴスを聴いてごらんよ」を読んでいて聴く気になったのですが、なかなか手に入らない。昔のレコード総目録を引っ張り出してみると75年にマリナーがアカデミーと、82年にT・トーマスがアムステルダムと録音している程度。このJ・シンクレアのNAXOS盤は10年くらい前に見つけたもので、素朴なところがとても曲調にあっているように思います。アイヴスの交響曲第三番はとても豊かな音楽です。是非聴いてみてください。




ELEGANT GYPSY

2011年11月21日 23時40分08秒 | ブログ
Elegant_gypsyパコ・デ・ルシアとの共演ということから興味を持ったアルバムですがパコが参加しているのは一曲だけ。この演奏も良いのですが、B面一曲目「スペイン高速悪魔との死闘」のタイトルどおりの超高速弾きが有名で、確かに圧巻ですね。その超絶技巧には驚かされます。彼は若くして「RTF」に参加していて、本作は解散直後くらいの76~77年の録音。サイドもJ・ハマー、S・ガッド、A・ジャクソンなど強力。