このレコードは、A・フィドラーとボストン・ポップスによるL・アンダーソンの演奏をセレクトしたLPです。L・アンダーソンは屋外などでオーケストラが比較的一般向けに行う演奏会などでよく取り上げられる作曲家。彼の曲は明るく楽しいものが多く、メロディもとても親しみやすいですね。さてL・アンダーソンといえばボストン・ポップスですし、「BLUE TANGO」です。リンクしたのは、ちょっとジャケットの文字が違いますね。演奏は同じもの。ボストン・ポップスはボストン交響楽団が、ポピュラーコンサートで演奏する時の名前ですから、オケの実力は折り紙付き。L・アンダーソンはおそらく何度も録音されているのでしょうが、やはりフィードラー時代が私は一番好きです。
「ミスター・ロボット」で結構売れたスティクスのリード・ヴォーカルだった人ですね。独特の声はなかなか個性的。アルバム全体の出来はやや一本調子かもしれませんが、タイトル曲はなかなか良いバラードで結構ヒットしました。
ブルッフのヴァイオリン協奏曲は全部で三曲あるそうですが、私はこの第一番しか知りません。我が家にはミルシュテイン盤とコーガン盤があります。このズーカーマン盤は最近入手したアナログ盤。P・ズーカーマンは今年67歳。ジュリアード出身でガラミアン門下。この録音当時は人気絶頂でした。この演奏は、オケ(メータ~ロスアンゼルス)がいまひとつ一本調子なところは否めないものの、奇をてらったところのないオーソドックスで美しいブルッフです。リンクはハイフェッツの第一楽章。ズーカーマンの演奏は見つかりませんでした。
クライバーのこうもり序曲
数日前の「こうもり」。素晴らしかったのでご報告いたします。なんて言ったらいいんだろう。このオーケストラの一体感!映像があったので共有しておきます。
Billie Holiday "I'm A Fool To Want You"
昨日はB・ホリディ忌。亡くなる1年前のアルバム「Lady In Satin」は彼女の最後の傑作と言われています。もう声がまともに出ない中でのこの説得力!R・エリスのアレンジによるストリングスも美しい。
John Coltrane - What Child Is This? (Greensleeves) Live @ Village Vanguard (Impulse Records 1961)
昨日はトレーン忌。「GREENSLEEVES」は、クラシックでも良く用いられる古いイギリスの旋律です。ラジオでコルトレーンを知った頃に最初に聴いたコルトレーンの演奏は「AFRICA/BRASS」の演奏だったような気がします。こちらはヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴ演奏。ソプラノの入りから印象的なフレーズ。サウンド的にもこっちのほうが良いですね。1961年のコルトレーンです。