NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

TONIGHT ONLY

2011年06月30日 23時19分10秒 | ブログ
CarmenD・ブルーベック・カルテットとC・マクレエの共演で1960年の録音。カーメンとの共演を9月に、カルテットだけの演奏を12月に録音してセットにしたアルバムです。この翌年にも共演して「TAKE FIVE」などを歌っていますが、本作ではブルーベックのオリジナル・バラード中心。歌詞は彼の奥さん、アイオラによるもので、例によってマクレエらしい言葉を大切にした歌唱は光っています。




BIZARRE

2011年06月29日 22時39分48秒 | ブログ
Bizひとりで入ったジャズ喫茶で知っている人に会うことはまずないのですが、この店でシモキタ氏にばったり会った時はびっくりしましたね。後にも先にも初めての経験。このジャズ喫茶は坊○三郎というコメディアンの息子が経営していたらしいのですが、選曲が良かったな。学生時代にかなり通ったので、閉めたときは残念でした。




FIRST TIME OUT

2011年06月28日 22時09分24秒 | ブログ
Clare_fischerアレンジャーであるC・フィッシャーがピアニストとしてデビューしていきなりDB5ツ星を獲得したアルバムとして有名。エヴァンスの影響を受けた人だということは一聴してすぐわかります。しかもベースがG・ピーコックですから‥。62年という年がピアニスト達にとってどういう年だったか想像させます。聴きものは一曲目の「NIGERIAN WALK」というワルツタイムの曲で、全8曲中5曲がフィッシャーのオリジナルという意欲作でもあります。




JACK RITCHIE

2011年06月27日 22時06分55秒 | ブログ
Jack4年前「あなたに不利な証拠として」が「このミス」で首位を獲得した年に、ひっそりと14位に入っていたのがこの短編集。完全に見逃していましたが古書店で見つけて購入。本日読了しました。久しぶりに、抜群に面白い短編集に出会いました。「とっておきの場所」「誰が貴婦人を手に入れたか」「妻を殺さば」‥が特に印象的。「読んでいるあいだはひたすら愉しく面白く、読み終えた後には見事に何も残らない」というあとがきも「言い得て妙」です。




CLIFFORD BROWN AND MAX ROACH

2011年06月26日 19時04分32秒 | ブログ
Brownブラウン忌。このアナログ盤は大学一年の時に買った、最初のブラウン~ローチのレコードです(もっともその前に「DINAH JAMS」を入手していましたが‥)。しかしこのアナログ盤(SFX7410)は極めて粗悪で、とにかく音が悪かったですね。とはいうものの「JOY SPRING」「JORDU」「DAAHOUD」PARISIAN THOROUGHFARE」といったお馴染みのナンバーはこのレコードが最初でした。懐かしい。




THE VILLAGE VANGUARD SESSIONS

2011年06月25日 21時34分33秒 | ブログ
Evans1961年6月25日に録音されたB・エヴァンス・トリオの不朽の名盤は、今日で録音からちょうど半世紀。このマイルストーンの二枚組は、オリジナルアルバムには入っていない「PORGY」が収録されていて、アナログ時代のオリジナル・テイク完全版。この一曲のために購入しました。今では全テイクを含めたCD三枚組が出ていますが、このアナログ二枚組は輸入盤で音がよく、しばしばターンテーブルに載りますね。それにしてもやはり絶品だなぁ。




GENIUS OF MODERN MUSIC Vol.1

2011年06月23日 22時28分02秒 | ブログ
Thelonious_monk1947年、モンクの初リーダー作。このあと第二集があります。本作は4つのセッション、全12曲のラインナップ。G・ラミー、A・ブレイキーの参加しているセッションが良いかな。「WELL YOU NEEDN’T」が素晴らしい演奏。全曲モンクのオリジナルですが、以降の演奏の原型をここで聴くことができるのも面白いですね。「OFF MINOR」ではパウエルの演奏も思い浮かびます。それにしても「UNIQUE!」




BATMAN RETURNS

2011年06月20日 23時21分37秒 | ブログ
Dsc_1089BSプレミアムで一挙放送の「バットマン」シリーズ。今夜は「バットマン・リターンズ」。初めて見ました。バットマンの活躍は期待したほどなくて、むしろキャットウーマンが主役?みたいな感じ。ペンギンというキャラクターはコミカルで、あまり強烈な「悪」を感じなかったな。大量に登場する本物のペンギンの動きもあるかも。十分楽しみましたが、もう20年近く前の作品のせいなのか、映像的には最近のものには勝てません。




CHAPTER TWO

2011年06月19日 21時51分11秒 | ブログ
Roberta日本で発売された最初のアルバムは、実は「FIRST TAKE」ではなくこちら。今から考えればやはりR・フラックはジャズの人ではなかったのですが、この頃はN・シモンと比べられたりしていました。このアルバムはD・ハサウェイ、E・ゲイル、H・ロウズといった実力派ミュージシャンが参加したバラード集で、彼女の声質がとても活きた作品です。B面3曲目の「THE IMPOSSIBLE DREAM」が絶品。ちなみにバックのアレンジはデオダート。