酷暑が戻ってきました。こう暑くては昼は蕎麦とか、素麺、冷や麦ばかり食べていて、食欲が著しく減退しています。北国育ちなので、暑さだけでなく、湿度にやられています。
ということで、多少、栄養をつけようと、そして暑気払いとを兼ね、池袋にある、前々から気になっていた店、「六角」をおとずれました。なぜ、気になっていたかというと、そこは以前、「縹(はなだ)」という懐石料理店で、ひいきにしていたところだったのですが、数年前、突然なくなり、その後に入ったのがこの「六角」だったからです。
池袋駅南口から徒歩2分ぐらい。駅に近いので便利です。
コースの懐石料理がお勧めです。コーズには季節の食材が使われますが、島根県からとりよせている「のど黒」が目立ちます。
コースをたのむと、お造りでは4種の刺身がもられたお皿が運ばれてきます。鱸、平政、真鯛の酒盗などです。次いで、子持ち昆布のくし揚げと、豚の角煮のから揚げ。どちらも妙味で、他のお店ではめったにでてきません。
メインの焼魚「のど黒」です。あぶらがのっておいしかったです。すみに アメラート(小粒のトマト、長野産)と枝豆(かわった焼き方をしていました)がそえてありました。
その美味しさを堪能していると、最後にハモと夏野菜の揚げびたし。色合いが綺麗なトウガン、シシトウ、茄子、かぼちゃ、ミニトマトなどの季節の野菜を軽く揚げたもの、焼いたハモが入り、それらが秘伝(?)のだしで煮て、浸してあります。
コースはこれでおしまい。珍しいものをもう一品と、「のど黒」のにぎり寿司を〆に所望しました。「のど黒」は生ですが、表面をバーナーで焼いています。かぼすが垂らしてあったようです。
お酒は、獺祭(山口県)、〆張鶴(新潟)などを注文し、さらにお酒のメニューに「かくし酒もあります」とあったので、それを一献いただきましたが、銘柄は失念しました。