東福寺には塔頭として、25の寺院があります。そのうちのひとつ即宗院を訪れました。東福寺のほうは、観光客がかなりいましたが、ここを訪れる人はわずかです。あまり知られていないのでしょう。
知らないで過ぎるには惜しいです。閑静で、空気がよく、時間さえあれば長くとどまっていたい場所です。紅葉も少しばかり見られました。また、西郷隆盛がここに居たことがことがあるとは。認識を新たにしました。
パンフレットから引用しながら、紹介します。
臥雲山即宗院は、薩摩藩東福寺城の守護大名だった六代目島津氏久(1328-1387)の菩提のため、南北朝元中4年、剛中玄柔和尚を開基として創建されました。院号は氏久の法名「齢岳玄久即宗院」によります。一時、永禄12年(1569)に焼失しましたが、慶長18年(1613)島津氏久によって再建されました。
明治維新のおりには、西郷隆盛と月照上人がここにある茶亭に隠れ、幕軍の難を逃れつつ幕府転覆の策を謀り、ここから密令を発して諸藩の連携をはかり、維新の大業を完遂しました。
そのことを記念するかのように、西郷隆盛自筆による薩摩藩士東征戦忘之碑がたっています。
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