日本三大曳山祭のひとつ(京都祇園祭、飛騨高山祭)、秩父夜祭が繰り広げられました。わたしがでかけた日は朝から土砂降り。大丈夫かなと思いましたが、昼からは見ごとに雨があがり、祭の開催に支障はありませんでした。
この祭は、300年以上の伝統があり、初冬にもたれること、開催中、花火が寒天の空に景気よく打ち上げられるので有名です。さらに、屋台が見事です。6基あるのですが、重さは12-20トンほど。これらが提灯をつけさまざまな意匠でデコレーションされ、法被と鉢巻のいでたちの若い衆がこれらに乗って威勢よく、掛け声をだし曳かれていきます。屋台は長縄で曳かれ、この曳き手は若い男女がかなりの数からなっています。
日中街中をまわった屋台は秩父神社に集結し、7時ころ市民会館駐車場にもうけられた御旅所(屋台を一時的に安置するところ)に向かいます。その頃、羊山公園で花火が打ち上げられます。
これらの豪華な屋台は町内ごとに(本町、中町など)大きさや彫刻が微妙にことなります。昔、秩父は養蚕がさかんで、絹が輸出品となり、大きな収益があがりました。蓄積された富が屋台にきそってつぎ込まれ、いまの豪華な造り物につながっています。
観光客はざっと26万5千人とか。今年は土日にあたっていたので、例年の2-3割増しということでした。沿道には、焼魚、焼そば、チョコレートバナナ、熱燗のお酒、ビールなどを売るお店がひしめき、寒いはずの秩父の空気は熱気でムンムンでした。
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