日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

司馬遼太郎が考えたこと1

2024-09-07 04:59:00 | 読書
司馬遼太郎のエッセイ『司馬遼太郎が考えたこと1』を読みました。



このエッセイは、司馬遼太郎が日本陸軍の戦車部隊から復員して、大阪や京都で新聞記者をやっていた頃にあちこちに寄稿した文章を集めたものです。新聞記者として働きながら、小説を書き始め、同時に雑誌などに歴史関係だけでなく、神戸の街の取材などさまざまな文章が収録されています。大阪生まれの司馬さんが、大阪人について分析している文章などは笑ってしまいました。




僕は彼の小説のファンで、ほぼ全て読んでいますし、『街道を行く』シリーズも全巻読みました。なのに、司馬さんが食音痴で、魚が全く食べられないというのは知りませんでした。同じく魚が苦手だという理由で、奥さんを貰ったと書かれていました。思い返して見ると、彼のエッセイでもあちこち出かけているのに、食べ物の話は少なかったように思います。昭和という時代が色濃く描かれたエッセイでした。



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