黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

マカロン・その4@ダロワイヨ

2010-04-11 | スイーツ
 1050円分(のびゅうの商品券)で何かを買おうと思い、東京駅を彷徨った末、結局マカロン…(笑)。

 スリーズアマンド、フランボワーズ、ショコラバナーヌ、テ・ヴェール、ポワールライチの5種。
 フランボワーズは前にも食べてるので省略。
 スリーズアマンドは、アーモンドクリームとさくらんぼのコンフィチュールを挟んだもの、ショコラバナーヌはバナナのマカロンにガナッシュ、テ・ヴェールはお茶、ポワールライチは洋梨とライチ(マカロンは洋梨で、クリームがライチ?)です。
 スリーズ~は4月の月替わりマカロンのようです。

 ダロワイヨ:フランス/東京  ※東京駅講内銘品店で。

ムースリーヌキャラメル@ペルテ

2010-04-11 | スイーツ
 チョコのスポンジの間に、キャラメルクリーム(ムース?)。
 一番上にはキャラメルソースが塗られていて、くるみ、ピスタチオ、アーモンドが載っています。
 下に挟まれてるキャラメルのクリームの間には、ちょっとくるみも入っていて、食感も良いです。キャラメルの風味はちょっとほろ苦い感じ。

 菓子工房 ペルテ:新潟(三条)


『ハナシがうごく! 笑酔亭梅寿謎解噺4』田中啓文(集英社)

2010-04-11 | 読了本(小説、エッセイ等)
噺家・笑酔亭梅寿と、彼の兄弟子である線香亭不覚は仲が悪い。しかも何故か不覚の弟子・不運まで竜二に妙に絡んでくる。
そんな中、松茸芸能の現社長・志井鯉太郎が、大阪城ホールで有名な落語家を一挙に集め、大規模な落語会を催すという。そこに梅寿にも出るようにといってきたのだが、その話を断った梅寿は……“二人癖”、
不覚の家に猫の幽霊が出るという。ニャン五郎という名の猫で、鈴の音だけでなく、鳴き声に足跡まで残っていたらしい。その正体を見届けるまで帰ってくるなと梅寿にいわれる竜二。
一方、梅寿の個人事務所<プラムスター>は創立以来の大ピンチ。不覚と梅寿との二人会の会場費がないため、場所すら決まらない始末で、バイトに勤しむ竜二たち。そんな中、以前知り合ったリリイの同級生だという、菱沢義隆。彼には霊能力があるというのだが……“仔猫”、
入ってくる金をすべて二人会につぎ込まれ、満足に食事もできない竜二たち。そんな中、噺家・桂あおかびから、会社を通さない営業の話を受けた竜二。手に入れたお金で、ようやく食事をし、残りを貯めていた竜二だったが……“兵庫船”、
若手漫才コンビの<ケミカル・ラジカル>が活躍しているのを観て、刺激を受けた竜二。
そんな中、梅寿が桂ぼんぼんの持っていた1枚50万もする『皿屋敷』の絵を破ってしまった。代わりの絵を探して奔走することになった竜二は……“皿屋敷”、
正月。竜二が入門してそろそろ3年が過ぎようとしており、年季明けの話も出る時期。
正月の挨拶に一門が集まった場に、竜二を気に入ったインディーズレーベル<自爆霊X>の社長・ドクトル沼津が現れ、竜二の落語CD発売の話を持ち出してしまったことから梅寿が激怒。
そこへ、松茸芸能の鱈林副社長がやってきた。梅寿を含む大御所5人のCD制作の話を持ってくるが、そのうちの笑酔亭樫之丞と与謝家呂宋はその企画を拒んでいるという。そのふたりのところに出稽古に行けと、梅寿からいわれた竜二は……“猫の忠信”、
突然年季明けを申し渡され、竜二の身辺はドタバタ。おまけにやっかむ兄弟子たちの妨害で、落語会はおろか手伝いにも出してもらえず、CDどころではない始末。
そんな中、桂柄玉という噺家から千円を貸してほしいと頼まれる。梅寿曰く、あだなが<お返さん>。彼は借りた金は返さない人物らしい。
梅寿の家を出ることになった竜二は、不動産屋をまわるがどこにも相手にされず、辿り着いたのは<落伍荘>というボロアパートだった……“鬼あざみ”、
文化庁が梅寿を人間国宝にするといってきた。松茸芸能の古賀みどりとやり合い、一度は御破算になっていた梅寿のCDの話が再燃するが、梅寿は沼津のところから出すと言い張る。
一方、相方のデパコと別れたチカコと一緒に漫才をすることになった竜二は、落語とは違う客の反応に、漫才へと惹かれる。
そんな中、CDの録音の為の、梅寿と竜二の独演会の開催が決まり……“牛の丸薬”、
M壱予選と独演会の日程が重なり、あせる竜二。松茸芸能は梅寿の人間国宝発表も兼ね、元々計画していた独演会をさらに大きなホールで開催すると言い出し、梅寿と対立。
何とか梅寿の録音は松茸側が、竜二の録音は沼津側が受け持つことで折り合いをつけるが……“ひとり酒盛”の8編収録。

シリーズ第4作。破天荒な噺家・笑酔亭梅寿とその弟子・笑酔亭梅駆こと星祭竜二のお話。『謎解噺』ですがミステリ要素は皆無(笑)。
前回までは竜二の成長がメインになりつつありましたが、今回は落語と漫才で揺れ動いている感じ。
最後の最後でようやく、落語へ傾いたっぽいので、次回ではさらに飛躍してくれるのかなぁ…。

<10/4/11>