黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

苺ロール・再@ガトウ専科

2010-04-14 | スイーツ
 違うものを買うつもりだったのに、明日までの販売、というのに釣られてしまったり(笑)。
 だいぶ前にも載せましたが、切り分けた画像だったので、今度は切る前のを…(笑)。

 ガトウ専科:新潟(長岡、ほか)

『オランダ宿の娘』葉室麟(早川書房)

2010-04-14 | 読了本(小説、エッセイ等)
オランダ使節が四年に一度の江戸参府の折、宿泊に使われる定宿“オランダ宿”の長崎屋。
その宿の娘として生まれた姉妹…姉・るんと妹・美鶴は、幼い頃からカピタンたちに親愛の情を抱きながら育った。
文政五年、そんな彼女たちの元に、使節の一員として長崎から碧眼の青年・道富丈吉がやってきた。彼は長崎屋が恩義のあるかつての長崎オランダ商館長・ドゥーフと日本人妻との間に生まれた息子で、長崎奉行所で役人として働いている。かつて姉妹がドゥーフからの贈り物の返礼として書いた、手紙の美しさに惹かれ、彼女たちに会いたいと思っていたという。
そんな中、長崎屋と交流のある下総古河藩藩士・鷹見十郎左衛門の元に、心ノ臓が弱い妻・富貴を見舞った、姉妹と、長崎屋に世話になっている通詞を目指す若者・沢駒次郎は、鷹見から南蛮渡来の万能薬・テリアカを入手できないかと、相談を受ける。巷にも数多く出回っているが、偽者が多いその薬の本物が欲しいというのだ。
丈吉は、そのテリアカを昨年長崎が唐人たちがたくさん持ち込んだのを見たという。買った商人は、江戸にいるからその商人から買ってはどうかと提案する丈吉。
早速、件の商人・回船問屋会津屋八右衛門の元へと向かった姉妹たちだったが、彼は代わりにカルロス銀貨が欲しいという……

江戸後期、オランダ宿に生まれ育った姉妹が、ひょんなことから薬を巡る事件や、さらに数年後シーボルト事件に巻き込まれてゆくお話。一応歴史ミステリで、微妙にSF?
鎖国されていた時代の異国の人々との関わりや、いろんな歴史上の人物が配されていたりして(遠山の金さんとか、間宮林蔵とか)、興味深く読めました。

<10/4/13,14>