黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

† 新刊情報(06/01後半) †

2006-01-16 | 新刊情報
1/16
畠中恵『アコギなのかリッパなのか』実業之日本社

1/17
森谷明子『七姫幻想』双葉社

1/30
桜庭一樹『荒野の恋 第二部』エンターブレイン(文庫:ファミ通)

1/下
吉田篤弘『空ばかり見ていた』文藝春秋

有栖川有栖『謎は解けるほうが魅力的』講談社

『のだめカンタービレ 14』二ノ宮知子(講談社)

2006-01-15 | 読了本(漫画)
千秋が指揮するマルレ・オケでチェレスタを演奏することになったのだめ。
ところがたまたま入り口で出会った若手ピアニスト・孫Ruiと共にいったことから、団員は彼女が出演するものと勘違い。共演の話はお流れに。
そして、練習不足のオケを率いる指揮者・千秋は……。

千秋とのだめの共演が流れて、残念でした~;
現R☆Sオケの指揮者・松田も登場……濃いキャラぶりを発揮してましたが、久しぶりに見たので、一瞬誰だか忘れてました>わたし(笑)

<06/1/15>

『メディエータ ゴースト、好きになっちゃった』メグ・キャボット(理論社)

2006-01-15 | 読了本(小説、エッセイ等)
メディエータとして、ゴーストと戦う少女・スザンナ。彼女は、家にとりついているハンサムなゴースト・ジェシーにひそかに思いを寄せている。
夏休みに入り、義理の兄・ジェイクがバイトをしているホテルで、ベビーシッターのバイトをさせられることになったスザンナは、内気な少年・ジャックの世話を任されることに。
そんなある日、自宅の敷地に掘っていた穴から古い手紙の束が発見される……それは、ジェシーの婚約者・マリアが彼宛に書いたものだった。その晩、スザンナの枕元に現れたマリアは、これ以上穴を掘らないようにナイフで脅してきて……。

理論社(メグ・キャボット名義)からはこれが1冊目ですが、実質は集英社から出ているジェニー・キャロル名義のものが順番的には先になります。
微妙にジェシーのイメージが変わってる気がしなくもないですが(笑)、やはり装丁的にはこちらの方が若者向としての受けはよさそうです。

<06/1/15>

『推理小説』秦建日子(河出書房新社)

2006-01-14 | 読了本(小説、エッセイ等)
会社員と女子高生が相次いで殺される事件が発生。その現場に残されていたのは“アンフェアなのは、誰か"と書かれた本の栞のみ。
そんな中、警察と出版社に届いた“推理小説・上巻"と題された原稿。そこには、犯人しか知り得ない、件の殺人事件の詳細と、次の殺人予告が……。捜査に当たる破天荒な敏腕刑事・雪平夏見たちを嘲笑うかのように第三の犯罪は実行される。
その被害者である音羽出版編集者・栗山創平が殺害された折、そばにいた彼の元同僚で、岩崎書房編集者・瀬崎一郎の上着のポケットに問題の栞が入っていて……。

最近ドラマが始まった『アンフェア』の原作。いろんな人気ドラマを手掛けられた方の初めての小説らしいです。
何だか、いろいろ足りないような気がするので、もうちょっと原稿枚数を増やして、人物や話に厚みがあった方がいいかなぁ、とか思ったり;
あと個人的に、会話に♪を使うところにちょっとムカついて、しかたがありません(小説なんだから、その辺の表現は、文章で描写しろ!とか思ったりして/笑)。

<06/1/14>

『レタス・フライ』森博嗣(講談社)

2006-01-13 | 読了本(小説、エッセイ等)
海外出張で訪れた某国。美術館で、壁に謎の穴が開けられるという不思議な事件に遭遇した私は……『ラジオの似合う夜』、
自分の周りに存在する“檻"を意識しながら成長した僕は……『檻とプリズム』、
亡き父のあとを継ぎ、自らも煙突掃除人となった彼。昔、父から聞いた話では、町一番のお化け煙突からは、何者かの笑い声が聞こえるという……『証明可能な煙突掃除人』、
夢で見た胎児の頃の記憶。そこで聞いた言葉は、中国の皇帝の名前で……『皇帝の夢』、
ミィが話した変な話は、桃太郎のようで……『私を失望させて』、
小学4年の少年時代。子供会のピクニックの引率の女性に“くっつき虫"を投げつけ泣かしてしまった過去を振り返る私……『麗しき黒髪に種を』、
小学生時代、同級生だったコシジ君。その後疎遠になった彼は、僕の夢の中に住んでいて……『コシジ君のこと』、
故郷の街がいつの間にか、灰色に染まっていることに気付いた僕は……『砂の街』、
山吹の故郷だという白刀島を訪れた加部谷たち。そこで合流した萌絵らと共に、島で噂の“怪談"に迫る『刀之津診療所の怪』の9編。

表紙の文字の“フライ"だけ、箔押しじゃないのが気になります~(笑)。

<06/1/13>

『ニンギョウがニンギョウ』西尾維新(講談社)

2006-01-12 | 読了本(小説、エッセイ等)
二十三人いるの妹のうち、十七番目の妹が、5年ぶり(4回目)に死んだ為、映画を見に行くことにした私。そこで熊の少女に出逢い……『ニンギョウのタマシイ』、
五番目の妹に指摘され、右足が腐り始めていることに気付いた私。どうやら映画を見たのがいけなかったらしい。五番目の妹の提案で、人体交換屋へ向かった私は……『タマシイの住むコドモ』、
五年間、眠り続けた私。覚醒間もなく、十一番目の妹が来客を告げる。ところが十四番目の妹に告げられた来客は、違う場所で待っているという……『コドモは悪くないククロサ』、
熊の少女が生息する山が、山火事に。そこに至り、熊の少女が、二十四番目の妹だと直感した私は、それを報告すべく、一番目の妹に逢いに行く……『ククロサに足りないニンギョウ』の4編。

装丁や活字にこだわりの見える一冊です(ノベルスなのに箱入りだし/笑)。
内容は不条理もので、どこか寓話めいた雰囲気。
厚さはとても薄いのですが、ものすごく睡魔に襲われ、なかなか読み進めない本でした(笑)。

<06/1/11,12>

『ARIA 8』天野こずえ(マックガーデン)

2006-01-11 | 読了本(漫画)
灯里の大切なパートナーであった舟(ゴンドラ)が、老朽化の為、引退することに。アリシアの提案により、一日、想い出の場所を舟でめぐることにした灯里は……『ゴンドラ』、
アリスの先輩で、水の3大妖精の一人であるアテナが、転んで記憶喪失に。他の人たちのことは、徐々に思い出していくものの、何故かアリスのことだけは思い出せず……『記憶喪失』、
猫社長さんたちの年に一度の定期検診日。そこで発覚した意外な真実とは……『女心』、
“墓地の島”サン・ミケーレ島に、喪服姿の女性を乗せた舟は、神隠しに遭うという。そんな怪談を藍華から聞いた灯里。ところが、その話のように喪服を着た女性を乗せてしまった灯里は……『墓地の島』、
塔の上から、街を眺める灯里を見かけた暁。そこは、灯里にとって“秘密の場所”。灯里のいう“気になる御方”とは……『秘密の場所』、
夏ももうすぐ終わり。ネオ・ヴェネツィアでは、数年に一度しか行なわれないという祭“舟(ゴンドラ)の火送り”が開催され、灯里たちは浴衣姿で出かける……『送り火』の夏の物語6編収録。

『ゴンドラ』では、思わず灯里ちゃんに釣られて泣いてしまったり…(涙)。
やはり衝撃の真実(笑)が明らかになった『女心』が楽しかったですね(笑)。
あとは『墓地の島』で出てきた大きな黒猫が……幽霊よりも猫が強い(?)あたりがネオ・ヴェネツィアだなぁ、と(笑)。

<06/1/11>

『砂漠』伊坂幸太郎(実業之日本社)

2006-01-10 | 読了本(小説、エッセイ等)
仙台の国立大学法学部に進学した北村は、軽薄な男・鳥井、鳥井の昔同級生だった女性(実は超能力の持ち主)・南、美人だが無表情な東堂、そして、世界を平和にするために、麻雀で“平和”(ピンフ)を作り続けている男・西嶋らと出逢い、やがて親しくなっていった。
ある日、合コンに出かけた彼等は、二次会で訪れたボウリング場でホストたちの策略に嵌まり、ピンチに陥るが……。
さまざまな事柄に遭遇しつつ、大学生活を送る彼等を描く青春小説。

妙な力の漲ったお話でした(主に西嶋の影響が大?/笑)。『死神の精度』が直木賞候補に上がっている伊坂さんですが、受賞するならこちらの作品の方がよいかも。

<06/1/10>