黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『レタス・フライ』森博嗣(講談社)

2006-01-13 | 読了本(小説、エッセイ等)
海外出張で訪れた某国。美術館で、壁に謎の穴が開けられるという不思議な事件に遭遇した私は……『ラジオの似合う夜』、
自分の周りに存在する“檻"を意識しながら成長した僕は……『檻とプリズム』、
亡き父のあとを継ぎ、自らも煙突掃除人となった彼。昔、父から聞いた話では、町一番のお化け煙突からは、何者かの笑い声が聞こえるという……『証明可能な煙突掃除人』、
夢で見た胎児の頃の記憶。そこで聞いた言葉は、中国の皇帝の名前で……『皇帝の夢』、
ミィが話した変な話は、桃太郎のようで……『私を失望させて』、
小学4年の少年時代。子供会のピクニックの引率の女性に“くっつき虫"を投げつけ泣かしてしまった過去を振り返る私……『麗しき黒髪に種を』、
小学生時代、同級生だったコシジ君。その後疎遠になった彼は、僕の夢の中に住んでいて……『コシジ君のこと』、
故郷の街がいつの間にか、灰色に染まっていることに気付いた僕は……『砂の街』、
山吹の故郷だという白刀島を訪れた加部谷たち。そこで合流した萌絵らと共に、島で噂の“怪談"に迫る『刀之津診療所の怪』の9編。

表紙の文字の“フライ"だけ、箔押しじゃないのが気になります~(笑)。

<06/1/13>