黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

ジャンジャンブルショコラバー@ベニヤ

2012-03-16 | スイーツ
 スティック状のチョコケーキの間に、細かい生姜(コンフィ?)が挟まれています。
 生姜の食感はあるものの、さほど辛さは強くなく、割と普通。
 どうせだったらもう少し早くから…冬の始めとか…売り出せばよいのに、もう春を迎えるという頃に生姜というのもアイテム的に若干微妙…。
  
 ガトーベニヤ:新潟(見附)

『恋都の狐さん』北夏輝(講談社)

2012-03-16 | 読了本(小説、エッセイ等)
二月三日の節分。奈良県下の女子大学に通う“私”は、東大寺二月堂で行われる豆まきに気合いを入れて初参加。
何とかゲットした戦利品を確かめていると、鈴を落としてしまい、それを拾った狐面の青年・狐さんと、美人の揚羽さんと知り合う。
さまざまな豆まきイベントを一緒に渡り歩き……“第一章 豆と鰯と無断外泊”、
二月八日。三コマ目が休講でなり、時間つぶしにならまち散策をすることにした私。
節分で知り合ったおじさん・飯田さんに出会いお茶した後、時間になり学校に戻ろうとしていたが、そこでぐったりしている狐さんに遭遇。おなかが空いているという彼に、ファストフード店でおごることに……“第二章 飢えた狐にご用心”、
二月十日。バレンタインまで四日。猿沢池のほとりにある神社・釆女神社が縁結びにご利益があると聞き、やってきたものの、あいにく神社には入れなかった私たち。代わりに、その話のルーツとなった釆女が入水したという池の方に祈っていた私は、突然鹿に追突されて池に落ちてしまう……“第三章 猿沢池に珍事あり”、
三月十四日。バレンタインに狐さんに渡した、手づくりのブラウニーの反応が気になりつつも、いまだ答えをもらえていない私。
東大寺二月堂のお水取り。二人はやってきたけれど、狐さんは突然倒れてしまう……“第四章 追憶の炎”を収録。

第46回メフィスト賞受賞作。同賞には珍しく恋愛モノ。
奈良を舞台に、ひょんなことから、ずっと狐面をかぶってる青年・狐さんと美人の揚羽さんと知り合った女子大学生・私のお話。かなりモリミー風味(文章とか小道具とか…諸々)。
ただ彼女が狐さんを好きになったあたりの描写が何だか雑だし、ラストの、「は?」と、目が点になるほどの自己完結っぷりに呆然…;

<12/3/15,16>