西州の公立高校に通う掃除部の藤城樹は、三年生に進級し、主将となる。大切な仲間である高倉偲は姿も消し、友人の大介は政府直轄校へ。
折りしも掃除が新国技の候補に選ばれ、マイナーだった競技の注目度がアップ。先の掃除の全国大会で三位に入賞していた樹や、部にも注目が集まり、入部希望者も殺到する。
だが校長の差し金により、部の予算は半減、部室も追われ、おまけに姿を消した顧問・寺西の代わりに部の顧問になったのは、彼らを目の敵のようにしている女教師・牧田聖子だった。
運動音痴でこれまでおどおどしていた後藤は、そんな牧田の権威を振りかざして、樹におもしろくない練習を強いる。
さらにバイトしていたことが週刊誌の記事になり、校長から夏の大会の出場禁止を言い渡された樹。
そんな中、幼馴染の、究極のお嬢様・梨奈が居留地に攫われたとの連絡を受けた樹は、潜入を試みるが……
シリーズ続編。進級した樹の環境の変化や成長を描きつつ、架空の競技“掃除”の謎、そして知られざる歴史などさまざまな事実が明らかに…と、相変わらずなトンデモ設定が展開されて、かなりSFアクションに(笑)。
樹は卒業しましたが、シリーズはもうちょっと続きそうな感じかなぁ。
<12/3/10>