黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『ピスタチオ』梨木香歩(筑摩書房)

2010-10-23 | 読了本(小説、エッセイ等)

出版社を辞めて、“棚”というペンネームでライターの仕事をしている翠。
愛犬のマースに腫瘍が出来、関わることになった獣医師たちの対応に不信感を募らせつつも、何とか手術を無事に終えて一安心。
そんな中、以前アフリカで知り合った片山海里の著作を読むが、彼はアフリカで亡くなっていたことを知る。
また、それを読んで“ダバ”がマースの症状と似ていることや、洪水の民話にも関係していることに気づく。恋人に反対されながらも、ウガンダでの取材旅行を兼ねて、謎を解明するべく、海里が取材したらしい呪術医に会いに行くことに……

どんな話かは一言でまとめにくいですが…日常とひと続きになっている、不思議な世界を垣間見る感じ?
それまでの話を踏まえると、作中作の『ピスタチオ』がより深く感じます。

<10/10/23>