黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『ペンギン・ハイウェイ』森見登美彦(角川書店)

2010-06-12 | 読了本(小説、エッセイ等)
郊外の街に住む“ぼく”…小学校四年生の少年・アオヤマは、父からもらったノートに、毎日の発見を記録している。
そして五月、街の空き地のまんなかでペンギンを目撃したぼく。
同じクラスのウチダ君といっしょに、ペンギン出現に関する事柄を“ペンギン・ハイウェイ研究”と名付け、調査をするが、そんな中で、歯科医院のお姉さんがそのペンギン出現に関わりがあることを知る。
クラスメイトの聡明な少女・ハマモトさんの研究する<海>の存在も加え、さまざまな謎の解明に取り組むぼくたちだったが……

ちょっと大人びた考え方をするアオヤマ君たちが遭遇する、ファンタジックなジュブナイル。
ちょっと哲学的でもありつつ、時々ひょこりと顔を出すアオヤマ君の子供っぽさやほのかな恋心が微笑ましかったり。
いつもの森見さんとは違う面が垣間見れて、楽しかったです♪

<10/06/11,12>