黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

マカロン@渡六

2007-11-19 | スイーツ
 前回行った時には7月だったので買えませんでしたが、今回はちゃんとゲット♪
 ピスタチオ、塩キャラメル、アプリコット、チョコ、フランボワーズ、コーヒーの6種類(塩キャラメルのみ期間限定で、ちょっとお値段高め。といっても20円しか変わりませんが/笑)。
 表面は薄めでパリッと、中はしっとりな感じ。中にはそれぞれの風味のクリーム。フランボワーズはコンフィチュール、チョコはガナッシュが挟まれています。

 渡六:新潟(五泉)


『書庫の母』辻井喬(講談社)

2007-11-19 | 読了本(小説、エッセイ等)
前年に他界した友人の弁護士・山田谷連蔵の追悼文集を、共通の友人である小野悟とともに作ることになった“僕”。3人は、かつて過激派と呼ばれていた学生運動の末端に連なっていた仲間だった。安曇野の地を歩きながら、それぞれの道を歩んだ過去を回想し……『落葉』、
母の死後20年。母屋を売って家を建て替える資金に充てる為、書庫に収納されていた母の蔵書を整理していた“僕”は、そこから、歌人としての母・道子という存在を垣間見る……『書庫の母』、
フランスの地に眠る妹・裕子の墓を日本に移してほしいと甥たちに頼まれた宗田治夫。長年パリで暮らしていた彼女の人生を思いつつ、その墓を訪れる……『いもうと探し』、
“御大”と呼ばれていた父の元を離れ、後継者であることを辞めた“僕”が、彼に宛てた詫状という形で語りかける……『遅い詫状』、
歌人であった母と、歌の同人を通じ交流のあった死刑囚たち……『死刑囚と母』、
父・浦戸玄流が生花の家元を務める家の4人兄弟の末娘に生まれた美生。才能豊かだった長兄が山で遭難し、彼女を可愛がってくれた父もまた亡くなった。礼儀作法の本などを執筆し、成功した美生だったが、その後何十年と経ち、彼女の活躍を覚えている者も少なくなった現在、かつての担当編集者であった宗方から教えてもらって以来、贔屓にしている蕎麦屋兼小料理屋・佐和野の若者に興味を持ち……『余生』の6編収録の短編集。

描かれている登場人物の年齢設定が高い所為もあるのでしょうが、全体的に回顧的な内容が多いかも。
『遅い詫状』などは、やはり辻井さん御本人の経歴からどうしても重ねてみてしまう部分があったり…。
『死刑囚と母』は『書庫の母』の続編的内容。

<07/11/19>