黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『午後四時の男』アメリー・ノートン(文藝春秋)

2007-11-12 | 読了本(小説、エッセイ等)
定年後の余生を静かに過ごす為、森の中に建つ家を購入した、元高校教師のエミールと、その妻・ジュリエット。
引っ越して早々、そんな彼らの家にやってきたのは、隣人で医師のベルナルダン氏。コーヒーを飲み、自分からはほとんど話そうとしないこの隣人は、その後毎日同じ……午後4時に現れ、6時に帰るという行動を繰り返し、彼らの望む静かな生活は、脅かされていく。
さまざまな試みの後、我が家に招いた彼の妻・ベルナデットは、巨大な肉塊の如き肢体の持ち主。その食事風景を見たエミールたちは、彼が妻を虐げているのだと思い込む……

最初は単純にベルナルダン氏の行動に、その後には別のものにじわじわと恐怖を感じるお話でした。

<07/11/12>