黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『大統領の最後の恋』アンドレイ・クルコフ(新潮社)

2007-02-12 | 読了本(小説、エッセイ等)
キエフに住む一青年でしかなかったセルゲイ・ブーニンは、ソ連崩壊後、政治の世界に足を踏み入れ、ウクライナの大統領にまで昇りつめていた。政敵との闘いの日々の中、彼に移植された心臓の元持ち主である故人の妻マイヤ・ウラジーミロヴナ・ヴォイツェホフスカヤが彼の前に現れた。心臓を提供する為の条件として、その心臓のすぐそばにいる権利を有するという彼女は、セルゲイと壁を隔てた部屋に住むことに……。
そしてそんな彼の旧ソ連時代末期の1980年代、そしてウクライナ独立後2002年以降の彼の恋愛遍歴は、やがて……

3つの時代のセルゲイの様子が、交錯しながら語られています。
思わず人間の入れ替わりの可能性とかあれこれ考えてしまいましたが、深読みのしすぎでした(というかミステリの読みすぎ?/笑)。
一応ハッピーエンドといえるのでしょうが、いろいろ切ない読後感…。

<07/2/11,12>