黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『処刑御使』荒山徹(幻冬舎)

2007-02-10 | 読了本(小説、エッセイ等)
時は安政3年(1856)。長州藩相模警備隊として、三浦半島南端の剣崎砲台で働く16歳の少年・伊藤俊輔。
ある日、定期連絡の為小舟で海へと出た彼は、そこで海面に浮かぶ全裸の美女を発見。助けるが、自分の名を名乗った途端に、何故か逆に襲われる。その後も、小者(雑用係)でしかない彼の命を狙い、立て続けに現れる奇妙な刺客“処刑御使”。
そんな彼らに襲われ窮地に陥った俊輔を助けた、巫女姿の女性・雪蓮は、俊輔を“閣下”と呼び、彼らが襲う理由について語った……51年後の未来、明治40年(1907)、初代内閣総理大臣となる彼の後の名前は、伊藤博文。日本の保護国とされた朝鮮の李朝皇帝・李命福は、お抱えの妖術師・安巴堅の妖術を用い、韓国統監として権力を持つ前の俊輔を消す為、7人の“処刑御使”を送り込んだというのだ。
かくして雪蓮と共に、逃避行へと続けることになった俊輔は……

……とてもツッコミどころが満載(爆笑)。
山風とか好きな人には良いかもしれません。

<07/2/10>