CLASS3103 三十三組

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【読書】自分の体で実験したい 命がけの科学者列伝

2014-03-06 20:24:07 | 読書感想文とか読み物レビウー
自分の体で実験したい 命がけの科学者列伝  著:レスリー・デンディ

少し前から気になっていたのですが、
なかなか手にする機会に恵まれず
ついつい読めずにいた一冊であります
自分を実験台にして、様々な偉業をなしとげた、
そういう人々を紹介した本でありました

正直、笑える本といったらいいか、
そういう、奇人変人を紹介した本かななんて思ってましたが、
大間違いでありました、
確かに、当時は奇人変人といわれても仕方なかったかもしれない
そう思いつつも、その挑んだ様々な内容は、
偉業と呼ぶにふさわしい実験ばかりで、
しかも、大半がそれを志に突き動かされてなしていたと
まぁ、そんなところでありまして、
感動だったのであります、凄い、偉い人がいたものだ
いや、偉い人は、いつだって偉いということなのかしら

10人の偉人(と呼んでもよいと思う)が紹介されていますが、
有名なところでは、キュリー夫人
「放射能」というものを発見し、その活用に尽力した
その真摯な姿は、ぼんやりながら知っておりましたが
ここまで凄いものだとは知らなかった、
いや、今、まさにその恐ろしさが解明されつつあるからこそ
より恐ろしいと思うのかもしれませんが、
その効果を明らかにするために挑んだ実験の数々は凄い
ただただ頭がさがる

その他にも、その人が先陣を切ったと
そう形容してかまわないような、凄い実験の数々で、
どれもこれも、多くの人の命を守るためという
強い志の下で行われたというのが素晴らしい
本気で感動してしまったのであります

あとがきによりますと、アメリカのローティーン向けの本だそうで、
この内容をその年齢で読んでなんとかなるのか?と
ちょっと驚きと、自分のたらなさにいたたまれなくなったのですが
ともかく素晴らしい内容でありました

病気と闘うために、身を犠牲にするというのは
相当に凄まじいことで、正直自分ではできないと
その情けなさみたいなのも感じることができまして、
よい本を読んだとしみじみ
かみ締める次第なのでありました
子供に読ませたいかというと難しいところで、
自分に子供がいて、こんな偉い人になって欲しいような、
無事でいてほしいようなと
様々に煩悶するのであります
子供いないんだけどね


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