CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

現代語 古事記

2013-04-02 20:52:08 | 読書感想文とか読み物レビウー
現代語 古事記  著:竹田恒泰

ちょっと前だったと思いますが、
古事記が流行っていたというのを思い出して
いっちょ読んでみようかと
手を出したのが現代語版のこの本でありました
読んだには、読んだんですが
なんというか、ながら読みというか、
電車のいきかえりなんかで読むには
ちょっと物語すぎるというか、
難しすぎて、ほとんど理解できなかった
なんてもったいないことしたんだろうかな

そんな感想なので見も蓋もないのでありますが、
古事記をちゃんと読もうと思う場合、
非常に読みやすい、いわゆる、国語的な現代語訳で
丁寧で楽しいそれなのでありました
神話に触れるという意味だけでも
読む価値が相当に高い、そんな優れた本でありました

内容についてですが、知っているようで知らないというか
そもそも古事記って、どういう本で、なんだっけと
中学生くらいの頃に忘れてきたかのような
日本史の初期というか、まぁ、これは古事記なんで
正史とはまた違うんでと、そんな記述も見られるものの
歴代天皇(すめらみこと)がどのような御世をわたられたのか、
その神から人になりというあたりが
様々に描かれていて、神話物語としても面白いのであります

あらあらというか、どっかで聞きかじって
アマテラスから、大国主から、あれやこれやと
そのあたりはわかっていたというか
知っているような、間違っているようなという状態で、
神話ならではの、神が人になったところの部分だとか、
政治的な意図が、うまく物語的に反映されているところだとか
そんなのが非常に面白くて、
やっぱり昔の人でも、こういうのを編纂するようなつわものは
相当に頭よかったんだろうなと感心しきりなのでありました

読み方として、神話をという感じだったので、
なんとなし、こんな感想となったのでありますが
ルーツとか、そういうのを思うよりも
この本そのものの意味というのか、
さまざまな豪族とあわさっていく過程を描くという
その意図なんかが、非常に興味深いなと
それとなしうなづいたりしながら読み終えたのでありました

最後のほうは羅列になってしまうのが残念でありますが、
そういう部分は、日本書紀にゆずる内容だそうで
そっちもどっかで読んでみないといけないなと
感じたりするのでありました


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