CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

日本刀に恋して 知られざる研ぎ師の世界

2014-11-10 19:08:59 | ドラマ映画テレビ感想
テレビ見てばっかりでありますね
そう思いながら、久しぶりに好みのドキュメンタリが
もっちり放映されておりましたので、
録画して拝聴、拝見いたした次第であります
BSの払い下げ番組だったようですが
独特の世界をさらっと見せる
素晴らしい、これこそNHKという感じの
よい番組でありました

内容は、日本刀の研ぎ師について、
内弟子をもつ名人の一門に密着取材といったところ
細かい部分というか、日本刀を
ごりごり押してくるような内容ではないうえに、
さらっと、こんな仕事当たり前にありますよと
優しくない感じのアプローチから、
突き放すように、ただ、ここにある
伝統後継のあり方みたいなのを描いていて
なんだろう、いい塩梅で力が抜けていて
よいできばえの番組だなと
勝手に大絶賛だったわけであります

見ている限り、この仕事はあとどれくらい持つんだろうかと
心配になるような内容でありましたけども
20年から、研ぎを待たせている客がいたりと、
あまりにも専門的すぎて、
需要や、供給やといった部分が
破綻しているというか、独特の構成になってんだろうなと
うかがわせるような内容でありました
面白かったけども、あれは本当大変だ

と、まぁそういう弟子がどうしたとか、
継承がなんだというのは、私にはわかりませんので
ささっとうっちゃっておくわけですが、
ここで出てきた名刀というか、日本刀と研ぎについてが
眼福きわまりない内容でありました
そうか、ああやって研ぐのか、
そして研ぎの良し悪しって、あんな感じなのか

たった一回見ただけで、日本刀を見極められるわけもないですが、
研ぎと、日本刀そのものの魅力はどうやら別物というか
別価値のようでありまして、
研ぎをよくすれば、さらに映えるみたいな
そういう世界なのだというのが衝撃でありまして
日本刀目利きは大変だなと思い知らされたのであります

そして、刃紋については、直刃のよさにしれっと触れられて
それだけで満足でありましたところ
そう、あれがかっこいいんだ、まさに豪壮剛毅という感じ
よく言ってくれたと、快哉な感じでありましたが
あれを作るというのがどれだけ大変なのか
それがわかっただけでも
ステキすぎる番組だったと
興奮のあまり、つらつらメモったわけでありましたとさ

もう一人の内弟子さんが、今後も続けていけるんだろうかと
他人事ながら心配になったりしたのでありました
職人ていうのは、若いうちからやるものだと思うけども
本当、後戻りできなくなるという恐ろしい世界だなとも
思ったりするのでありましたとさ
世間との折り合いというか、現代との折り合いを
考えさせられるのであります


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