書店員は見た!本屋さんで起こる小さなドラマ 著:森田めぐみ
タイトルの通りなんだけども、
実にほのぼのとした、書店で起きた様々なちょっとした出来事を集めていて
気持ちよく読めるエッセーだった
本屋さんだからこそといえるのかわからんが、
昨今流行といっても差し支えない「あの本を探している」という、
うろ覚えヒントで、探し当てるそれこれがいっぱい出てきて
これはこれで楽しいのだけど、
書店員として、こういう感じの本と言われて、ぱっとそれを紹介できてしまうというのが
なかなか凄い能力だよなと、改めて書店員の姿というのに感心する内容でもありました
読んでいて、人に本を贈るというシーンの多さに驚いたのだけど
案外誰かに本を贈ろうと思う人がいるもんだなと感心したものの
そういう特殊な例だからより面白いのかもとも思ったりするところ
だけど、確かに面白いと思った本を誰かにというのは
気が利いているし、メッセージ性も込めやすいからいいもんだなと思ったのである
本を探すというシーンも、人それぞれにあるようで
また、薦められて読むというのがまた、読書家として一つ進んでいる人のようにも感じたのである
自分が完全に自分意見のみで本を探してしまうので、
誰かによいと言われてというのにあんまり惹かれたことがないからか
そのきっかけで軽々と本を買ってしまうという人の
その軽やかさというのに憧れのようなものも覚えたのであった
納得するまで買わないという、吝嗇なので仕方ないけど
こういう本との出会い方をすると、より読書生活が楽しくなるのかもとも思うのである
あとは、さりげないといっていいのか、
前に出会ったことのある人と、書店で再会しているけど声をかけることはないというのが
何本かあって、そのいずれもが、言わぬが花という言葉をまさに絵にかいたようで
なんというか、こういうできすぎたようなことが、世の中あるんだよなと
しみじみ読んだのである
以前に旅先の飛行機で出会って本をあげた人が、自分の書店に本を買いに来るとか
そんな偶然あるかしらねというのが素敵である
多分、本当にこういうことは頻繁にあるんだろうとすら思えてしまうのであった
ほのぼのして、そこに本の紹介も載せてといった感じで
気持ちよく読めたのである
とはいえ、あまりにも毒がなさ過ぎて物足りないといっては失礼なのだけども
よい話しと、悲しいけど頑張ろうみたいな話しばっかりなので
なんともしょんぼりしてしまったのである
もっとがつんと笑う話しみたいなので、アクセントが欲しかったかもしれん
嫌な客の話しもちょっとだけ読んでみたかっただろうか、
いや、多分それよりは面白い客の方がいいなぁ
しかし、よく読んでいるということだよなと
リクエストにあれこれと答える書店員という職業のすごみを十分味わったんだが
そういう人がいっぱいいたりするし、
また、こういう特技の人は行く先々で、本屋さんに雇われて書店員となっていくんだなと
一種の特殊技能だと思うばかりなのでありました
いい世界だ、好きだわ
「名を名乗れ」が「君の名は」と気づく能力が欲しい
タイトルの通りなんだけども、
実にほのぼのとした、書店で起きた様々なちょっとした出来事を集めていて
気持ちよく読めるエッセーだった
本屋さんだからこそといえるのかわからんが、
昨今流行といっても差し支えない「あの本を探している」という、
うろ覚えヒントで、探し当てるそれこれがいっぱい出てきて
これはこれで楽しいのだけど、
書店員として、こういう感じの本と言われて、ぱっとそれを紹介できてしまうというのが
なかなか凄い能力だよなと、改めて書店員の姿というのに感心する内容でもありました
読んでいて、人に本を贈るというシーンの多さに驚いたのだけど
案外誰かに本を贈ろうと思う人がいるもんだなと感心したものの
そういう特殊な例だからより面白いのかもとも思ったりするところ
だけど、確かに面白いと思った本を誰かにというのは
気が利いているし、メッセージ性も込めやすいからいいもんだなと思ったのである
本を探すというシーンも、人それぞれにあるようで
また、薦められて読むというのがまた、読書家として一つ進んでいる人のようにも感じたのである
自分が完全に自分意見のみで本を探してしまうので、
誰かによいと言われてというのにあんまり惹かれたことがないからか
そのきっかけで軽々と本を買ってしまうという人の
その軽やかさというのに憧れのようなものも覚えたのであった
納得するまで買わないという、吝嗇なので仕方ないけど
こういう本との出会い方をすると、より読書生活が楽しくなるのかもとも思うのである
あとは、さりげないといっていいのか、
前に出会ったことのある人と、書店で再会しているけど声をかけることはないというのが
何本かあって、そのいずれもが、言わぬが花という言葉をまさに絵にかいたようで
なんというか、こういうできすぎたようなことが、世の中あるんだよなと
しみじみ読んだのである
以前に旅先の飛行機で出会って本をあげた人が、自分の書店に本を買いに来るとか
そんな偶然あるかしらねというのが素敵である
多分、本当にこういうことは頻繁にあるんだろうとすら思えてしまうのであった
ほのぼのして、そこに本の紹介も載せてといった感じで
気持ちよく読めたのである
とはいえ、あまりにも毒がなさ過ぎて物足りないといっては失礼なのだけども
よい話しと、悲しいけど頑張ろうみたいな話しばっかりなので
なんともしょんぼりしてしまったのである
もっとがつんと笑う話しみたいなので、アクセントが欲しかったかもしれん
嫌な客の話しもちょっとだけ読んでみたかっただろうか、
いや、多分それよりは面白い客の方がいいなぁ
しかし、よく読んでいるということだよなと
リクエストにあれこれと答える書店員という職業のすごみを十分味わったんだが
そういう人がいっぱいいたりするし、
また、こういう特技の人は行く先々で、本屋さんに雇われて書店員となっていくんだなと
一種の特殊技能だと思うばかりなのでありました
いい世界だ、好きだわ
「名を名乗れ」が「君の名は」と気づく能力が欲しい
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