CLASS3103 三十三組

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【読書】日本発「ロボットAI農業」の凄い未来

2018-12-03 21:39:51 | 読書感想文とか読み物レビウー
日本発「ロボットAI農業」の凄い未来  著:窪田 新之助

AIとロボットを農業に生かすプロジェクトについて、
その実際を解説した本でした
既に、様々なトライがなされているようで、
その嚆矢となったものや、現状なんかを説明している
なかなか面白い本でありました
具体的に、AIに何をさせているか、
センサー技術を使って、どのようなデータを集めて、それをどう加工し利用するか
そんなことを書いていて、これだけ読んでいると
新しい農業というのが始まって、大変なイノベーションが、
なんて思ってしまいそうなんだが、
実際、現在それらのことが続いているのか、
本当にもくろみどおりに結果が出ているか
ちょっと怪しいなとか、斜に構えて読んでしまったのであります

実際に、夢というか、設計としてはステキなところで
ずっと勘に頼ってやってきたことを正確な数値をとることで
なんとかしていこうというお話なのでありまして、
そのこと自体にまったく反論はないのだけども、
これらもまた、データをためてから、初めて効果が発揮されるであろう
そんな内容であるため、一刻も早く手をつけるのは確かだが
手をつけてから、軌道に乗るまでは相当の時間がかかるんじゃねぇかなと
思ってしまったりした次第、工業製品と一番違うところは
年に一回しか(そうとも限らないけど、少なからず影響はあろう)栽培できない、
だからデータをためるにしても、相当の年月を要するというところであろうと
勝手に思ったりしてしまうのでありました

一方、ビッグデータとAIはおいといて、ロボットはどうなんだというところが
こっちはなかなか面白そうであるものの、
草刈をするルンバという計画が果たしてどこまで進んでいるのか
確かに、農家にとって、一番の労働は草刈だったりするなぁと
家庭菜園に毛がはえた程度の経験でも思うところが、
凄い素敵になるとすれば、なかなかと感じたのでありますけども
草を刈るというのが思った以上に凄いパワーが必要とか、
毎日動かすほど、燃料代が大丈夫だろうかしらとか
あれこれ考えたりしてしまって、なかなかどうして、
どれも面白そうで、凄そうなんだが
結果が書かれていないので、なんともやきもきするのでありました

日本で凄いという論調にしているけども、
実際は研究や実験段階の話ばかりで、
果たして本当にそうなるのか、書かれていることで当たりそうというと失礼だが
怖い未来としては、いっせいに農家が廃業するという
ごく近しい未来の姿くらいでありまして、
それをなんとかするために、
本当にAIやロボットが活躍してくれるであろうか
そのために、必要なのは、代替人材や労働力というものであって、
新技術を使いこなす人員がいないということもふまえて、
なんか難しいと感じたのでありました

まったく賛成はしないが、手っ取り早いのは
労働力を海外から調達というのは、
わかりやすいなぁとも思ってしまうのである


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